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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272211036
感想・レビュー・書評
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どちらの側にも偏らず、公平な立場で議論されているので、非常に分かりやすい。歴史とそれらの背景が整理されていて、現実的にどうしたら解決できるのか、著者の意見も述べられているが、なかなか納得させられる。
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領土問題の報道では各当事者の主張の根拠に触れられることはあまりなく、もやもやとした疑問を感じることが多かったが、本書は、竹島、東シナ海ガス田、尖閣諸島、そして北方領土の問題について、当事者となる各国の主張の変遷と、それぞれの主張の妥当性について説明されている。
平易な読み易い文章で、理解を深めることができた。 -
尖閣諸島について中国の言い分はほとんど考慮に値せず、竹島については日韓の言い分でなかなか白黒つけるのは難しい、とのこと。そこらへんの経緯がわかりやすく書いてあるのもいいし、領土問題はきっちり線を引けるものではもとよりないし、かっちりしなくても「お互い利用できればいいじゃん」と実利を考えるべきという提案もなるほどと思う。偏屈な領土ナショナリズムの罠にはまらないために、たいへんよい本。
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