- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272408573
作品紹介・あらすじ
日本の戦争に向き合い、戦争の過程を精緻に解明してきた半藤一利。その原点は中学2年で体験した東京大空襲だった。開戦から日に日に苦しくなる下町の生活。そして3月10日。猛火を生きのびた半藤少年は焼けあとでちかった。
半藤一利の初の絵本を描くのは、大胆な画風で注目を集める絵本作家・塚本やすし!
小学校中学年以上向け。
小学校3年生以上の漢字にルビ。用語解説の注あり。
感想・レビュー・書評
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半藤一利さんの特集で紹介されていた絵本です。
今とてもきな臭い世の中になってきています。戦争ほど愚かなものはない。
ぜひたくさんの人に読んでもらいたい絵本だと思います。 -
小学5年生の12月、東京の下町・向島で生まれ育った半藤さんはラジオから戦争が始まったことを知ります。不安な気持ちで学校に向かいますが、すれ違う大人たちの表情は晴れ晴れとしいて、日本が勝つと自信満々です。しかし、戦争は徐々に厳しい局面へと移っていきます。中学2年生の時、1670トンもの焼夷弾が落ち10万人以上が亡くなった東京大空襲で助かった半藤さんは、この世に「絶対」はないということを思い知りますが…。
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小学5年の読み方りで使用。
広島長崎は遠いが身近でこんな事があったと伝えてから読み始めました。
沢山の想いが込められた作品。
何か一つでもメッセージが届けばと思います。 -
昭和20年3月10日未明、334機のB29による東京大空襲で、九死に一生を得た中学一年生の一利少年は、「絶対」という言葉は使わないと心に誓ったのでした。「絶対に日本は勝つ」「絶対に神風が吹く」「絶対に日本は負けない」「絶対に・・・、絶対に・・・」。焼け野原となった東京下町の空の下で誓った「絶対」という言葉を使って、いまどうしても伝えたいのは『戦争だけは絶対にはじめてはいけない』という、戦争を知らない子どもたちへの半藤一利氏の叫びでありました。
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戦争体験者の絵本には説得力がある。子供が自分で手に取るよりは、読んであげたい。
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非常に良い本だった。ただただ遊ぶことに一生懸命だった子どもの頃。戦争が始まり大変なことになる。東京大空襲で奇跡的に助かる。伝えたいこと。戦争だけは絶対はじめてはいけない。子どもたちに是非読んでほしい絵本です。
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世の中に絶対ということはないと戦争を通じて感じ取った半藤氏の「戦争だけは、絶対に はじめてはいけない」という言葉が非常に重く響いた。
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https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20211204-post_412/
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