障害は個性か: 新しい障害観と「特別支援教育」をめぐって

著者 :
  • 大月書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272411511

作品紹介・あらすじ

障害についての考え方を整理し、障害に伴うニーズとそれへの教育的対応のあり方を検討。個別の障害にかんする医学その他の分野からみた定義や診断、治療をはじめとする実践的対応の問題ではなく、一般に人間にとって「障害とは何か」ということに焦点をあてている。

感想・レビュー・書評

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  • 國本真吾先生 おすすめ
    60【専門】378-M

    ★ブックリストのコメント
    「障害」を「個性」という人がありますが、本当で「個性」という言い方が正しいのでしょうか?一般人の感覚ではなく、専門家としての感覚を学ぶためにも、刺激的な一冊です。

  • 臨床心理学概論の授業で出されたレポートを書くために読みました。障害を個性と認識することは、生涯に対しての特別視、差別をなくすためによく使われる考え方ですが、このとらえ方は良い面だけでなく、同時に多くの危険もかくされているということが分かりました。面白い指摘で書かれている本だと思います!
    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=125779

  • 障害児教育のあり方が、根本的に見直されている近年、新たな打開策として浮き彫りになってきた「特別支援教育」。障害は個性か?という疑問符の中で、これまでの障害児教育論とこれからの教育論が整理されてて流れがつかみやすかった良書。特殊教育をこの日本はどう、改革していくかなど、実に冷静にとらえている。特殊教育に携わってる人のみならず、福祉関係職に従事している人も読むべきであると思った。

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