仕事の教科書 きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた

著者 :
  • 日本図書センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284001113

作品紹介・あらすじ

効率化 文章・会話 提案 セルフコントロール
ベストセラー『転職の思考法』『天才を殺す凡人』の著者が
すべてのビジネスパーソンにおくる
一生使える仕事術図鑑!

感想・レビュー・書評

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  • 仕事が遅い人と呼ばれないためのスピードアップ術、わかりづらいから脱却するための文章化術、相手からYESを引き出すための提案術、健康と成長を両立させるためのセルフコントロール術。
    この中で、文章化術の共通感情の法則(相手の心に届く文章)、提案術のペインを探し、4段フォーマットの詳細に「とはいえの法則」を使うことがためになったが、やはりセルフコントロール術は学ぶ箇所が多かった。取説を作る、リーダーの条件=ご機嫌であること。そして、ライバルは同期でも先輩でも後輩でも自分でもなく、10年後の自分であること。これから懸命に戦えそう。
    153冊目読了。

  • 【考体力を鍛える】
    いまや一瞬先は闇で、何が起きるかわからない時代です。
    過去のあらゆるできごとを記憶しても意味がありません。
    起きている事実からその場で考えて答えを導く力が必要になります。

    すでに正解が用意されていてそれを見つけるのではありません。
    正解はないのです。
    自分なりに考え、正解であろうものを見つけるのです。だれも正解は知らないし、正解はひとつとは限らないのです。

    何か物事が起きたときに、自分なりに考えることが重要です。
    その考えは最終的には間違っていたということになるかもしれませんが、考えた段階ではだれも正解をわかってないのです。
    自信をもって持論をぶちまければいいのです。

    こうなると日ごろから考える癖は付けておく必要があります。
    考えることも練習を要するのです。

    普段、読書をする習慣がない人に週に1冊本を読みなさいと言っても読めません。
    普段から読んでいる人であれば、忙しい人でも週に2冊ぐらい読んでいたりします。

    普段から考えることがめんどくさいと思っている人は、考える体力、「考体力」が備わっていません。考体力は日ごろの練習が重要なのです。

  • 異動が決まり、これまでの業務の棚卸しをして次の部署でいかに成果を出そうか考えていたときに出会った本。
    一度読んだだけだが、すごくタメになったし、たしかにこんなシーンで苦しんだなあと思える部分が多かった。仕事が早いとはタイミングが早いこと、タイミングとらいつやるのか?という視点であること、など参考になった。

  • 若手ビジネスパーソン必読の1冊だと思う。長期間の研修をやるより、これを手渡して読んでもらう方が効果的なのではないか。以下が特に印象的だった。
    ・基本動作の所要時間を測る。スピードを上げるために。
    ・事実と解釈は絶対に一文に混ぜない。理解してもらうために。
    ・問いがあるか否かが、作業と仕事を分ける。

  • 今からでも取り掛かれるモノばかり!
    こうやって纏めて貰うと頭が整理出来て助かります。これが読書の効果ですね!

  • 本としては薄くて読みやすいのに、内容の質の高さには驚きです。
    良い文章=短いのに情報量が多いと記載がありましたが、まさにその通りの一冊です。
    著者の北野唯我さんの仕事の考え方に触れられる貴重な本だと思います。

    本書の元になった『内定者の手紙』から内容が少し削られているので、それも合わせて読むと良い復習&より深い理解ができそうです。また読みたいです。

  • 仕事の基本が書いてあり、振り返りに良い一冊です。

  • 新入社員向けにいいと思った。管理職側の気持ちも考えられている。
    ・仕事のスピードはタイミング。
    ・すぐやる、すぐ出す、すぐ答える
    ・文章は相談、共有、判断をまず伝える。
    ・タイトルに動詞を入れる。
    ・ペイン、真の問い、問いの分解
    ・目的→背景→提案→詳細が最強フォーマット
    ・提案は数パターン出した上で意思を示す
    ・とはいえでネガティブ意見を先回り

  • 『感想』
    〇読んで初めて気づくことがあったわけではない。心のどこかにはあって感覚的に実践していることばかりだ。だが明文化してもらうことで、深く考え発展させていくことができる。

    〇著者は自分の経験を惜しみなく読者に伝えてくれている。それができるのは読者に知られるのはあくまで本を書いた時の自分でしかなく、今はもっと高みにいるという自信からなのだろう。そうかその自信がないから私は人に自分の知恵を教えたくないのか。

    〇これだけのことが書けるということは、普段から仕事の結果に満足することなく、そこまでの過程を振り返っているからだろう。成功から得るのは自信だけでなく、成功する過程を身をもって経験できたこと。そこを振り返りながらよく考えないと、次にもっと大きな成功を掴むことは難しい。

    〇家庭と仕事場以外の3つめの自分のいる場所を作ることは大事だということはわかっている。でもそれってどうやって作ればいいのだろう。それも一人で満足できることではなく誰か相手がいる空間。これは仕事をやめる前には持っていないとつらいだろうな。

    『フレーズ』
    ・【タイミングの法則】とは、「3つのすぐ」を意識し、実践することだ。その「3つのすぐ」とは、「すぐやる」「すぐ出す」「すぐ答える」だ。(p.19)

    ・「その日が成功した状態」とは、行き着くところ、「その日の夜に、明日すべきことが明確である状態」のことである。(p.38)

    ・行き着くところ、すべてのビジネス文章の目的は、相談か、共有か、意思決定のどれかだ。(p.53)

    ・「究極的に美しい文章」とは、「文字数に対する、情報量の割合が高い文章」だと思う。言い換えると、「大量の情報が入っているのに、短くて、わかりやすい」ことだ。(p.61)

    ・「相手のペインはなにか?」だけでなく、「その相手の上にいる人のペインは何か?」も考える。両者のペインを一貫して考慮した問いを立てる。これが、【上位一貫性の法則】と呼ばれるものである。(p.90)

    ・「どれだけ複雑な計算問題が解けるのか?」よりも、「複雑そうに見える問題を、いかにシンプルな問題に置き換えて、だれでも解ける状態にできるのか?」のほうが、じつは数億倍も価値がある、ということだ。(p.99)

    ・いまの時代は、「変化に対応できないこと」への不安や、「自分の将来がどうなるかわからないこと」への心配があふれている。その不安を解決する方法とは、「いまの場所にしがみつくための努力」をするのではなく、「ほかの場所でも生きていけると思える実感」を早めにもつことである。(p.138)

  • 参考になったと思えるが、観念的だと感じてしまう。著者が語る事柄を実際に自分の行動に落とし込むことが出来ない。それは著者が悪い訳ではなく、自分の仕事に対しての姿勢の問題なのだろう。
    仕事が遅い→何をすべきかが分かっていない、はその通りだと思う。そのために「朝は実行者、夜は経営者の視点で」はとても役に立つと思う。朝から何をすべきかが分かるから。自分のつけているバレットジャーナルに使える手段だと思った。
    文章を書くことで事実と解釈をごちゃごちゃにしない、短文を重ねるは有効だと思う。自分の「取扱い説明書」を作っていくことも参考にしたい。
    問題点への対策として実行することを分解して考え、何から手をつけるかが分からない状態を短くするのは大切だと改めて思う。

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著者プロフィール

株式会社ワンキャリア取締役最高戦略責任者。作家。
1987年兵庫県生まれ。神戸大学卒。2010年博報堂入社。経営企画局・経理財務局で全社戦略に関わる業務を担当。13年退職後、米国・台湾留学。15年ボストン・コンサルティング・グループに就職。情報通信・公共セクター・総合商社等のコンサルティング業務を担当。16年ワンキャリアに参画。

「2023年 『マンガ 天才を殺す凡人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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