本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784284700184
感想・レビュー・書評
-
高校の図書室でガラスケースに入っていた貸出禁止の初刊本を休み時間に読んでいたのが懐かしくなり再読。
芥川の童話は新しくてお洒落である。
白が助けた子犬のいるカフェやミスラ君のうちの紅茶や葉巻に人力車、話の端々に出てくるものが当時の文化人らしく洒落ていて文明開化も花が開ききり一番美しかった時代を想像させる。
そんな時代は比較的身近だけど少し異世界に感じるしその描写が異国情緒に映り日本のどこかだけど外国のようでもあるし中国なのに日本のような気もしてくるし極楽はお昼だし、なんだか旅をしている気分になる。
初刊本の装丁のねらいのようにお話そのものをみんなで覗き込んでわくわくするような、そんな童話集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
妹尾河童からリンクして知った絵本。
全2件中 1 - 2件を表示