三つの宝 (わくわく!名作童話館 1)

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  • 日本図書センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284700184

感想・レビュー・書評

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  • 高校の図書室でガラスケースに入っていた貸出禁止の初刊本を休み時間に読んでいたのが懐かしくなり再読。
    芥川の童話は新しくてお洒落である。
    白が助けた子犬のいるカフェやミスラ君のうちの紅茶や葉巻に人力車、話の端々に出てくるものが当時の文化人らしく洒落ていて文明開化も花が開ききり一番美しかった時代を想像させる。
    そんな時代は比較的身近だけど少し異世界に感じるしその描写が異国情緒に映り日本のどこかだけど外国のようでもあるし中国なのに日本のような気もしてくるし極楽はお昼だし、なんだか旅をしている気分になる。
    初刊本の装丁のねらいのようにお話そのものをみんなで覗き込んでわくわくするような、そんな童話集。

  • 妹尾河童からリンクして知った絵本。

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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