【文庫】 増補版 負けん気 (文芸社文庫 た 2-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286148939

作品紹介・あらすじ

ドラフト会議-プロ野球人生のすべては、あの日、星野監督が"交渉獲得権"を引き当てた瞬間から始まった。入団1年目に新人賞、Gグラブ賞を受賞し、通算2480安打、日本記録となる487本の二塁打など、数々の記録、記憶を残したミスタードラゴンズ・立浪和義。彼の野球の原点とは?文庫化に際し、野球解説者、WBC打撃コーチの経験を通して感じた、野球への考え方、将来への展望を語る。

感想・レビュー・書評

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    プロ野球人生のすべては、あの日、星野監督が<交渉獲得権>を引き当てた瞬間から始まった。入団1年目に新人賞、Gグラブ賞を受賞し、通算2480安打、日本記録となる487本の二塁打など、数々の記録、記憶を残したミスタードラゴンズ・立浪和義。彼の野球の原点とは? 文庫化に際し、野球解説者、WBC打撃コーチの経験を通して感じた、野球への考え方、将来への展望を語る。(出版社HPより)

  • ミスタードラゴンズ立浪和義さんの中日入団から引退までを描いたノンフィクション。
    名古屋生まれ名古屋育ちで中日ファンの私にとって少年時代のヒーロー的存在だった立浪さんが来季から中日の監督になる。10年間低迷しているチームを建て直すのは容易な事ではないだろう。大変な苦労が予想される。

    この本には数々の栄光に彩られた野球人生とともに全盛期を過ぎレギュラーを剥奪され代打となってからの悔しさや葛藤が語られるている。立浪さんが誰にも負けないと自分でも思っているのが「負けん気」だ。これは人に悪意を向けたり、反発するという事ではない。どんなに思い通りいかない状況にあっても腐らず、自分の弱さに打ち克つということだ。PL高校時代の厳しい上下関係や、プロに入ってからの星野仙一監督の厳しい指導により鍛えられたことと、何よりファンの応援に支えられて辛くても耐える事ができたという。プレーや成績はもちろん一流だが、礼儀や義理を重んじ、スタッフへの感謝を忘れない人格が魅力的だと思う。

    この本は引退直後に書かれた本であり、野球人生の第二幕としていつか中日の監督をやりたい、こういうチームを作りたいということが書かれている。その幕がいよいよ開ける。来季はどんな成績でも応援したいと思う。ナゴヤドームにも応援に行きたい。

  • ミスター・ドラゴンズこと立浪和義の自伝。

    彼がストイックな野球人であるということがよく分かった。

  • 文章が丁寧で、読みやすかった。
    自分は立浪さんのことを詳しくは知らなかったのだけど、プロに入ってすぐこんなに活躍したひとやってんなぁと、感心した。
    いちばん最初に書いてあった、兄との仲のよさが出たエピソードが印象的でした。

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著者プロフィール

立浪和義 Kazuyoshi Tatsunami
1969年生まれ、大阪府出身。PL学園高校-中日ドラゴンズ(1988~2009年)。
87年PL学園の主将として甲子園春夏連覇後、同年ドラフト1位で中日に入団。1年目からレギュラーとして活躍し、
新人王とゴールデングラブ賞を受賞。その後もチームの中心選手として活躍。
2003年に通算2000安打を達成。09年に引退した後は野球解説者として活躍している。
通算2480安打。487二塁打は日本プロ野球最多。ベストナイン賞を2度、ゴールデングラブ賞を5度受賞。
13年にWBC日本代表打撃コーチに就任。19年に野球殿堂入り。

「2020年 『勝負の心得』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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