- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784286154053
感想・レビュー・書評
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さんぽナビは最強だったな~あれはやばい。今まで読んできた中でも凄くグッときた。ありそうな内容なんだけど、最後は健太郎と一緒に泣いたよ。
最後は殺人事件なんていうのも出てきちゃうけど、結果ほんわかいいお話しでした。
うどんも食べたくなったしね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山下先生の本は久しぶりに読みましたが、青春感(今回主人公はアラサーですが)と少しの後味の悪さ タイトル回収など過去に読んだ作品群と変わらず、何よりするすると読むことができました。
色々な父親像、仁亜くんの底知れなさから段々と垣間見える年相応のあどけなさが印象的です。
うどんが食べたくなりました。 -
帯にある青春うどん小説が気になって読んだが、一話目が思ったのと違ってびっくり。
二話目からうどん小説らしくなったが、
最終的には一話目が一番良かった。 -
残されたカセットテープの音声が切ない。だけどそれがとても素敵です。
変わっていく健太郎も周りの人も優しくて明るくて良い人たちで、良い話だなぁと思いながら読みました。
亡くなった弟をいつも傍に思いながらも、暗くならずちゃんと前に向かっていく力強さが良かったです。 -
冒頭は、あまり主人公に感情移入出来ずダラダラ読み進めた。弟の葬儀後、カセットテープに導かれ散歩が始まる。指示通りの散歩が進行するに連れて主人公に「兄」としての感情が芽生えてくる。商店街のイベントでは、更に「兄貴」感が増す。話が急展開するが、最後は安心できた。1冊の中に色んな要素が詰め込まれいて、小鉢、おにぎり、うどん、最後に温かいお茶を飲んで「うどん定食」を完食。
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不思議な本。色々なジャンルがまじった、シンプルだけど味わい深い。本当に、おうどんみたいなお話。多分、ミステリーなんだろうけど。王道の話は3話目のみ。
香川出身だから、というだけでジャケ借り。
もう少し方言を使っても良かったかな、とは個人的な感想。全員標準語だから、舞台が香川という感じがしなかったので、いまいち入り込めないところが。
1話目が特に良かった。読み終わった時、主人公の喪失感がよく感じられて、苦しくなるほど。素晴らしい描写でした。 -
急死した弟が残したテープが発端となって
久しぶりに帰郷した町を散歩し
夢破れた健太郎の人生が少しずつ変わってゆく…
「さんぽナビ」良かったです -
ほのぼのとした作品