Scalaスケーラブルプログラミング 第4版 (impress top gear)

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  • Amazon.co.jp ・本 (736ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295011552

作品紹介・あらすじ

言語設計者によるScalaのバイブル 第4版! バージョン2.13に対応。全35章の包括的チュートリアル―Scalaは、オブジェクト指向と関数型を実践できるプログラミング言語。並行処理やパーサー・コンビネーターなどのライブラリーも提供されています。本書では、Scalaの言語機能、プログラミングスタイル、その背景にある考え方について理解を深めることができます。第4版では、一新されたコレクションライブラリーなど、バージョン2.13に合わせて本書の内容を見直しています。

感想・レビュー・書評

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  • 職場の参考書用に。

  • ・P32:Scalaという名前は、「スケーラブルな言語」を意味する。ユーザーの求めに応じて成長していけるように設計されているので、そのような名前になっている。Scalaは、小規模なスクリプトの作成から大規模システムの構築まで、広範囲のプログラミングニーズに応えられる。

    Scalaは、始めやすい言語である。標準Javaプラットフォームの上で動作し、全てのJavaライブラリとシームレスに相互運用できる。Javaコンポーネントを組み合わせるスクリプトを書くときには非常に重宝する。しかし、本当の力を発揮するのは、再利用できるコンポーネントから大規模システムやフレームワークを構築するときだ。

    専門的なことを言えば、Scalaはオブジェクト指向と関数型プログラミングの概念を、静的な型付けを行う言語にまとめ上げたものである。オブジェクト指向と関数型プログラミングの融合は、Scala言語のさまざまな側面に現れている。おそらく、広く使われている他のどの言語よりも徹底している。

    スケーラビリティということでは、2つのプログラミングスタイルが補い合って強さを生み出している。Scalaの関数型プログラミングの部分を使えば、単純な部品から有意義なものを素早く作れる。オブジェクト指向の部分を使えば、大規模なシステムに構造を与えたり、新しいニーズに応えたりしやすくなる。Scalaはこの2つのスタイルを結合しているので、新しいプログラミングパターンやコンポーネント抽象を表現できるし、簡潔で読みやすいプログラムを書ける言語になっている。

  • 分厚いが難しい内容がひたすら続くわけではなく、むしろScalaを業務で書くのであればこれくらいは目を通しておく必要があるというレベルの内容を解説しており、「分厚い入門書」だと言える。高階関数に渡す関数リテラルの記法という基礎的な文法1つとっても網羅的に解説している和書が他にあまり無いため、Scalaの和書を読むならこれ一択だと感じた。ただ、28章や33〜35章など、言語仕様の解説書に入れる内容か?と言われれば微妙な内容もあり、そういった部分は必要に応じて読み飛ばすとよい(パーサー・コンビネータ自体は面白いのだが...)。

  • Scalaの面白さと可能性の一端が垣間見れる良書だと思う。

  • 請求記号 007.64/O 17

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