先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来
- インプレス (2023年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784295016380
作品紹介・あらすじ
「ChatGPT」(チャットジーピーティー)は文章生成AIです。人間が入力した質問に答える形で文章を返してくるので「対話型AI」とも呼ばれています。自由度の高い会話をしながら自然な文章が生成されることから、いま大きな注目を集めています。本書では、ChatGPTの実力や技術的な背景、可能性、課題、ビジネス事例などをその分野の第一人者に質問しながら深掘りしていきます。話題のトピックがよくわかる! コンパクトですぐ読める!『先読み!IT×ビジネス講座』シリーズの第3弾です。
感想・レビュー・書評
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ChatGPTとは、対話型AIである。チャット形式で、質問を入力すれば、その答えを返してくれるものです。
・ChatGPTを使うにあたっては避けて通ることのできない「生成結果が正しいとは限らない」「最近の話題に対応できない」といった問題や権利侵害や悪用のリストなどのネガティブな側面にどう向き合うかについても聞いています。
・ChatGPTだけではなくビッグテックも、対話型AIに注目して、開発をすすめています。MigroSoftのBingなど。
これからは、わからないことは、ネットで検索⇒わからなかったら、チャットでAIに聞く
でも、あくまでもサポートツール、アシスタントツールとして考えること。盲信しないように。
そして、AIに任せることはAIに任せ、自分は自分にしかできないことをやることで共存をする。
気になったこと
・ChatGPTは万能ツールではなく、誤った答えを返すこともあれば、かみ合わない会話となってしまうこともある。
・既存のWeb上のデータを学習し、確率に基づいて「それらしい回答」を出しているにすぎません。
・だから結果をそのまま信じるのではなく、必ず、内容が正しいかどうかを確認することが必要です。
・ChatGPTは日本語も使えるが、答えが英語になってしまうこともある。そうなると答えをGoogle翻訳などで変換すればいい。
・ChatGPTのすごいところ、それは連続して会話ができること、人と会話している感覚が得られる。
・でも英単語で、3000単語程度しか遡れないので、長い会話だと一度リセットされてしまう。
・さらに、生成される文書のクオリティが高いこと。
・用意された答えをえらんでいるのではなく、その場で答えを生成している。
・無料でも、一通りのことができます。有料にすれば、混雑時にアクセスができることや、応答速度の向上、新機能への優先的なアクセスができること。費用は、月20ドル。
・使い方は簡単テキスト入力欄に質問を入れて送信アイコンを押すだけ
・質問の前提となる条件や文脈のようなものを具体的に与えれば、回答の制度が上がる。質問をより具体的なものにすること
・あいまいな答えが返ってくるときは、質問もあいまいである。
・古すぎる情報や、直近の情報にはよわい、なぜなら、学習していないから。
・プライバシーに気を付けて、固有名詞はいれないこと。それは特定の入力内容を削除できないから
・現在自然言語処理はどのようなものがあるか 文書入力の予測変換、機械翻訳、検索エンジン、スマートスピーカーなど。
・汚い言葉やスラングを使わず、いつも礼儀正しい言葉で回答してくれる。⇒適切でない言葉は事前に除外されているから
CONTENTS
CHAPTER1 ブレイクスルーを起こした対話型AI
CHAPTER2 ChatGPTと会話してみよう
CHAPTER3 対話型AIはどんな技術で成り立っている?
CHAPTER4 ビジネス活用の事例とポテンシャル
CHAPTER5 GenerativeAIとの付き合い方
ISBN:9784295016380
。出版社:インプレス
。ページ数:176ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2023年04月11日初版 -
chatGPTという言葉と、チャット形式でAIと会話ができるという漠然としたイメージしか持っていなかった私でも、スルスルと読めた。
どんな仕組みでできていて、何に活用できるのか、chatGPTができることとできないこと、利用する上での注意点など、会話形式で説明されているので、とても読みやすい。身近な事例も出されているので、イメージしやすかった。
chatGPTの入門書としておすすめ。 -
色々と気になるChatGPTの概要を理解することができ、私の仕事にどのように組み込めるようにするイメージがつきました。
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とりあえず、ざっくり知りたい人にお勧め。
AI本は、とにかく今いちばん旬な本。
読めるものは、読んどこっと。 -
弊社運営サイト『包装紙印刷.com』と『特色印刷.com』はもちろんググれさんやヤホーさんに広告費を払って上位検索に出るように設定しております。
じゃChatGPT が検索の主流になった場合どうするのか、因みに『包装紙の印刷をお願いしたい』と聞くとネットで検索してくれと優しく諭されました。ありがとうございます。
私としてはChatGPT の広告収入モデルが1番気になるところで、そこに関してはまだまだ未知の世界ですしそもそもChatGPT には向いていないのだろうとは思います。
課題問題は多くあるものも、これを上手く使いこなす事で仕事の効率化には間違いなく貢献するだろうと思います、いや、革命は起こすでしょう。
多分これから数年で色んな問題が解決され、とんでもない世界がやってくると思うとワクワクします。例えば『包装紙の印刷を手配したい』との質問には今よりはもっと詳しいネット検索方法を教えてくれるんでしょうね、おい。
この本では入門編て事で非常に分かりやすく解説されていました。
ChatGPT って何?美味しいの?甘いの?ぐらいの情弱男女の方にはお薦めいたします。
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Chat GPTとは何か、何ができるのか。将来的な展望や仕事にどのように関わってくるのか。
AIなどの技術的な仕組みを解説というよりも利用者向けの一冊。AIにより文書のテンプレートを作成して、人が手直ししたり、キャッチコピーの案を出して候補を決めたり、手直ししたりと、人の仕事を大きく補完する使われ方が想定される。
一方で使う側のモラルや、犯罪への関与などの使われ方もされるかもしれない。
但し、情報についてはAIにより学習済みの情報が2022年初めまでということもあり、リアルタイム性にかける部分もある。検索エンジンと連携することで、これを克服しようとしている。
汎用AIの登場は、なかなか難しいけど、特定の分野では人間の力を大きく超えるものもあり、人間も常にアップデートしないと、コンピュータと競争もしないといけない世界だと改めて実感。 -
関連書籍は今後多数出るが、chatGPT3.5発表で一躍有名になった時、一番初めに書籍化したことには意味があると思う。プラスチックの食べ方の例えは秀逸だった。
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対話形式で読み易くなっていているChatGPTの入門書です。著者がエンジニアということもあってか、自然言語処理、機械学習、強化学習、深層学習などChatGTPを実現するテクノロジーについても分かり易く言及しているところに好感を持ちました。また、ビジネスでの活用や今後の展望について、負の側面も合わせて述べられているところも良かったです。
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## 【Question?】学びたいこと
ChatGPTの活用方法を学ぶ
## 【Answer】
- 明確なプロンプトを意識する
- ファクトチェックを行う
- ファクトチェックが行えるように正しい知識を身につける
- 対話形式で入力を行い、回答の精度を上げる
## 【How?】どのように使用できるのか?
### 1. 明確なプロンプトを生成する
- 曖昧な答えが返却された場合は、明確なプロンプトになっていない可能性がある
- 他のAIに入力するプロンプトをChatGPTで生成することも可能
- **対応する「Why」:** ChatGPTは「教師あり学習」と「教師なし学習」を利用しており、深層学習の動作は部分的にブラックボックスですが、明確なプロンプトで最適な回答を引き出せます。
### 2. ファクトチェック
- 「AIは間違った情報を提供したり、嘘を付く」という前提の元、必ずファクトチェックを行う
- AIを過信せず、ファクトチェックを行うことができる正しい知識や、信頼できる情報源を確保することが重要
- **対応する「Why」:** ChatGPTは最新の情報にアクセスできないため、特に最新の出来事や専門的な知識が必要な場合には、ファクトチェックの重要性が高まります。
### 3. 対話形式で回答の精度を上げる
- 対話を通じて、ユーザーの意図や文脈をより正確に理解し、適切な回答を提供する
- **対応する「Why」:** ChatGPTは長い対話の維持や多様なトピックへの柔軟な応答が強みであり、対話形式を通じてこれらを活用できます。
## 【What?】何に対して活用できるのか?
### 1. 明確な答えのある問題
- 哲学的な問題や、答えのない問題に対してAIを使用するのは適した使用方法ではない
- 明確な答えのある問題(例えば、プログラミングや数学など)にたいして、使用するのが良い
### 【ChatGPTによる補足】
- ChatGPTは、創造的なアイデア生成や主観的な意見提供など、より主観的または探索的な問いにも応答できます。
### 2. 「たたき」を作る
- 0→1を作成する際にAIを活用する
- 企画やキャッチフレーズなどに対して使用する
### 3. 拡張させる
- 材料が足りない場合は、AIを使用して、ふくらませることが可能である
- 文章の推敲などにも活用できる