オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版 知っておきたいOOP、設計、アジャイル開発の基礎知識

著者 :
  • 日経BP
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296000180

作品紹介・あらすじ

『オブジェクト指向でなぜつくるのか』10年ぶり、待望の改訂第3版!
「これからの10年も通用する基本」を、より多くの読者に身につけてもらうために改訂しました。

現在のソフトウエア開発技術の主役である、オブジェクト指向の全体像とそこに含まれる各技術を平易な文章で核心をズバリと解説します。
生産性のかぎを握るプログラム開発の主要技術をわかりやすく教えるという位置づけは変わりません。
そのうえで「今ドキのOOP」として人気言語(Java、Python、Ruby、JavaScript)の最新動向を新たに盛り込んでいます。
もちろん、すべての文章を細かく見直して現況に沿うよう更新しています。

本書の特徴
◆オブジェクト指向(OOP)の全体像と特徴がわかる
◆OOPのプログラムが動く仕組みが具体的にわかる
◆関数型言語の本質とOOPとの関係がわかる
◆アジャイル開発手法と実践手法がわかる

感想・レビュー・書評

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  • オブジェクト指向プログラミングについて、プログラミングの歴史を踏まえながら説明するので、納得しながら理解できました

  • 個人的に入門書として読んだ。知識と技術を使うことが目的になってしまう人もいるのかもしれないけれど、自分だけで動かす仕組みじゃない限りはそういうことをすべきでは無いということはどの分野でも変わらないなと思う。

  • 図書館で借りた。
    オブジェクト指向の名著と呼ばれて20年近いベストセラーだ。私は当時から認識はしていたが、「またこのシリーズの新作が出たのか」程度の印象で読んでいなかった。令和の今になって、第3版が出てるということで借りてみた。
    オブジェクト指向って何~?という入門レベルの本としては非常に分かりやすくお薦め。他にもオブジェクト指向の名著と呼ばれるものはあるが、敷居の低さとバランスを考えると、これがダントツだろう。
    メモリの章などは、コンピュータサイエンス一般の知識と思うが、やはりオブジェクト指向を理解するには必要な内容と思う。UMLに関しては、他の本で補完してより深く学ぶべきかなと感じたが、参考文献も多く載っているのでその点でも困ることはない。

    入門書、必須の教科書と思った。星5つ評価。

  • オブジェクト指向の概要についてまとまっている。だいたい今のエンジニアはオブジェクト指向に一度は触れると思うので、この本はとりあえず読んでおく、はしておいても良さそうに感じた。
    特に、オブジェクト指向が台頭してくるまでの歴史の話は、ハードウェアの進化が大きく関わっていると知らなかった。こういった歴史を知ることは好きなので、楽しく読めた。
    現代は実行効率を気にしなくてもある程度大丈夫な分、よりわかりやすさと変更のしやすさを重視したソフトウェア開発が必要。日々良いコードとは何か、を念頭に置いて開発する。
    各章には、その内容をさらに詳しく知りたい方向けに書籍の紹介もあるので、自分が気になった章は深掘りすることもできる。

  • OOPは業務でも使うしそれなりに勉強したので内容はスルスル入ってきた
    しかし初学者にとっては多分しんどい内容なので頑張れ

    他の人に教えることを前提に読んでいたので参考になる点が多々あった
    OOPの概念を説明するのにあるあるな例(設計図と車みたいな)が出てこなかったのも良い
    OOPを理解してるとわかりやすいと感じるかもしれないが自分も初見の時は全然ピンと来なかった覚えがある

    UMLについてのパートで図解の威力を理解した気がする
    特に非エンジニアと話すときに便利というのはピンときた


  • これは当時は難解で分かった様な分からない様なだったが、今になって本質が腑に落ちた気がする。今更あまり使い道があるとは思えないのが残念だが。
    もしかしたら当時はなかったローコード、ノーコードというのもこの思想の延長線上にあると考えると結構その土台がはっきり見えてくる気がする。

  • 初版から10年経つが全く色褪せない内容。ある程度プログラミングを経験した人が読むからこそより一層深く理解につながる気もする。

  • この本に書かれていることは知らなくてもコーディングはできるけど、知っておいて損はないという内容が書かれています。
    普段オブジェクト指向でこれ使ってるけど何でこれが必要なんだろう?って疑問を解決してくれると思います。
    技術習得としては優先度は低い本だとは思うけど、覚えると言うより読む本なので息抜きとか余裕があったら読んでも良い本だと思います。

  • オブジェクト指向に至るパラダイム変化の歴史がわかりやすく書かれていることが良かった。OOPにおけるメモリ領域の使い方の説明は、プログラミング言語としての機能の具体的なイメージをうまく与えたと思う。

    オブジェクト指向の仕組みを上流工程に適応することで、モデリングや設計おきの影響与えたということはわかった。ただUMLついてはもう少し深掘りしても良いのかなと感じた

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著者プロフィール

ウルシステムズ株式会社所属。メインフレームによる金融システムからマイクロコンピュータを使った制御系システムまで、いくつかのシステム開発を経験した後、30代前半でオブジェクト指向モデリングとSmalltalk、(Observerパターンの)MVCフレームワークに出会い、衝撃を受ける。その後、技術コンサルティングの仕事を経て、2001年にウルシステムズのスタートアップに参画し、現在に至る。著書/翻訳書:『UMLモデリングレッスン』(著、日経BP)、『リファクタリング 第2版』(共訳、オーム社)、『レガシーコード改善ガイド』(共訳、翔泳社) ほか

「2021年 『オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版 知っておきたいOOP、設計、アジャイル開発の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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