さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296106424
#IT

作品紹介・あらすじ

デファクト技術の「コンテナ」
「わかる」から「使える」へ

 サーバー環境だけでなく幅広く使われている「コンテナ技術」は、もはやデファクト技術と言っても言い過ぎではないでしょう。インフラ技術者だけでなく、アプリケーション開発者にとっても重要な技術です。

 本書は、自分でコンテナ環境を構築できるようになるための本です。題材に「Docker」を使いました。「技術解説書」というより「技術実践書」。IT技術を本当に理解するには理論の学習だけでは不十分で、実際にさわってみることが大事です。そうすることで初めて腹落ちし、「技術がわかる」状態から、「技術が使いこなせる」状態にレベルアップすることができます。

 本書では、Dockerのインストール方法に始まり、基本的なWebサーバーを起動させるところから、永続化、ネットワーク、コンテナイメージへと順番に学ぶことができます。さらに、複数のコンテナを使うことを想定し、「Docker Compose」や「Kubernetes」についても学習できます。Kubernetesは学習ツールとして「Minikube」を用い、最終的に「Amazon EKS」でコンテナを実行するはじめの一歩までを説明します。

 新しい技術の習得は、想像している以上に難しいものです。理解できていない状況でやみくもに技術に触れても、迷子になるばかり。本書では「迷子にさせない」工夫が満載されており、本書の通りに実施すれば、迷うことなく、コンテナ環境を構築できます。

 インフラ技術者の最初の1冊として執筆していますが、アプリケーション開発者のインフラ学習書としても最適です。ぜひあなたも、本書を活用してコンテナ技術を習得してください。

感想・レビュー・書評

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  • 手を動かしながら、読み進め、なかなか良かった

  • Dockerの説明もわかりやすく、k8sのメリットなども理解しやすかった
    入門書としておすすめです

  • 「決定版」は伊達じゃない。わかりやすさがハンパないので、ほかのDocker本に挫折したすべての人に贈りたいぐらいだ。
    惜しむらくは索引がないこと。良い本だけに、実践でつまづいたときにキーワードで探して読み返したい。なのに、それができなくて辛い。

  • 今年は遅まきながらコンテナ関連の勉強をするために複数の本に手を出してみたけど、最後まで行けたのは、『入門Kubernetes』とこの本になった。この本では、シンプルに手を動かしながら、一つずつ理解を進めながら読めるのが、良いところだと思う。
    まずコンテナ触ってみて、webサーバーをうごかしてみて、コンテナのコマンドを触る。そして、ファイル、ネットワークの動きをみて、複数のコンテナの動作。コンテナのイメージを自作してDocker Hubに登録と基本動作をこなしてから、Kubernetesの世界へ。

    Amazon EKSの動作までがこの本の守備範囲だが、Kubernetesの凄い所は、『入門Kubernetes』にある、イミュータブル(immutability)であること、宣言的設定(declarative configuration )、オンラインで自己回復するシステム(online self-healing system)の3つ。

    この本では、K8Sの良いところを無理に説明しないことが読みやすいところに繋がっていると思われる。

    そもそも本書でカバーしている領域って企業のITシステムで言ったら一人で作ったり動作確認なんてできるレベルじゃ無いくらいの広範囲をひとまず触って確認しているわけで、これらのテクノロジー(docker,K8S)の破壊力は、日本の企業のIT予算の8割を占めると言われる運用に一石を投じるテクノロジーの一つと思われる。

    ITアウトソーシングで食べている外資系の会社は、人件費に掛かっているコストをいずれ大幅に削減出来るだろうし、自社開発している企業もかなりの範囲が自社の人員で賄える様になるだろう。

    対して、日本企業は、どうだろう? IT予算の中でも運用には投資して来なかった所が、潮目が変わるのかな?
    サービスがちょいちょい止まったとしても、変革への投資を優先する海外企業と、投資せずサービス停止も許さない日本企業。

    あと10年くらい日本にはK8Sとか来なそうな気も… もしくは、K8Sすら知らなくてもすむクラウドの世界にどっぷり嵌まり込んでいくのか? 今以上にAWS,Microsoftが日本のITインフラを支える事になるか。

  • 最近あまり手を動かしてなかったので、Amazonのセールで安くなった本書を読んでみた(レビュー結果がすこぶる良かった)。
    ものすごくわかりやすく、かつハンズオンが丁寧なので、ものすごく理解が進みました。最近Udemyもコンテナの環境前提だしね。
    後半にDockerfile、K8S、EKSの話も取り上げられており、いきなりこれらを学習するよりもきちんとコンテナの基礎から学んだ方が、これらのオーケストレーションの必要性が分かって良いですね。

  • dockerの基礎から学べるので初学者にオススメ。

    以前、別のdockerの書籍を読んだがそちらはかなり実践形式だったので基本的な知識から学べるこの本はよかった。

    いまやwindows homeでdockerいじれるのでソフトのインストールとセットアップもだいぶハードル下がったよね。2年前にvirtual boxとか入れて必死にdocker使えるようにしてたの懐かしい〜笑

    ただこの本はawsのサーバーを使いながら進めていくので手元のwindows pcでやるならWSL入れといた方が進めやすいと思います。

    それにしてもいい加減awsいじれるようにならなくちゃ、、、

  • まとめが書かれてて整理しやすかった
    時々現れる図がわかりやすかった

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著者プロフィール

大澤 文孝(おおさわ ふみたか)
技術ライター。プログラマー。
情報処理技術者(「情報セキュリティスペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」)。
雑誌や書籍などで開発者向けの記事を中心に執筆。主にサーバやネットワーク、Webプログラミング、セキュリティの記事を担当する。近年は、Webシステムの設計・開発に従事。
主な著書に、『ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん』(マイナビ出版)、『いちばんやさしい Python入門教室』(ソーテック社)、『AWS Lambda実践ガイド』(インプレス)、『さわって学ぶクラウドインフラ docker 基礎からのコンテナ構築』(日経BP)、『ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド』(技術評論社)、『UIまで手の回らないプログラマのためのBootstrap 3実用ガイド』(翔泳社)、『Jupyter NoteBookレシピ』(工学社)などがある。

「2023年 『ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん [改訂2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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