それでも、「普通の会社員」はいちばん強い 40歳からのキャリアをどう生きるか
- 日経BP 日本経済新聞出版 (2023年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296117208
作品紹介・あらすじ
「Chat-GPTがホワイトカラーの仕事を奪う」 「年金受給年齢引き上げ、生涯キャリアの時代へ」 「政府は雇用流動化を促進」 「中高年にはリスキリングを奨励」――最近、巷に流れる情報は、これまで真面目に会社勤めを続けてきたはずの僕らの不安を煽るものばかり。 でも、立ち止まって考えてみれば、 そんな時代だからこそ、「普通のサラリーマン」は強い。 ミドル世代の会社員の悩みにこたえる本で好評を博してきた人事コンサルタントが贈る、逆説のキャリア論。
感想・レビュー・書評
-
安定と従属 から 変動と独立 へどう移行するか
上司の仕事 職場の心理的安全性を高める
みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいれる状態
間違いや多様な意見を受け入れる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024年1月9日読了。日本の普通の会社員、が企業勤めで身に着ける「勤勉さ」「礼儀正しさ」などの特質は、AIとの協業が進み労働者と企業の関係が変化する今後に大いに強みとなる、と説く本。確かに、誰もがリスクをとって起業するわけではないし、「周囲とうまくやっていく」能力は実は価値のあることなのだ、という説明はうなづけるところもある。「やってきたことの一貫性」と「信念の一貫性」は別物、など面白い観点も多いが、本書の内容をうのみにして転職・独立を繰り返してもそれはそれで成功できなさそう。謙虚に・誠実に目の前の仕事と自分の能力と向き合っていく必要があるものだ。
-
うん、やっぱりそうよね。と、タイトルから思う。というのは50歳未満の話。『目』に問題が起きなければ55歳くらいまで行けるかな?と、思ったり。ただコレは現職場で現業務続行の場合という前提。会社員は‘駒’なので想定外の異動や出向もあり得る。50歳で独立の選択した社外の先輩たちが何人かいる。その方々はみな還暦後を見据え70歳までイヤ75歳までの‘働く場’‘居場所’を見出すべく会社の看板を捨てて、好条件を、放棄しチャレンジされたのだ。尊敬!
-
丸善で見かけて、タイトルに興味惹かれ購入。
時代が変わりAI台頭といった流れもある中で、会社員として培ったスキルは活かしていけることが多い。
リスキリングについての本を読んだりもしたが、本書は今の流れに触れつつもAIと共存できる人間を目指すことなど、地に足の着いたことの書かれた1冊と感じた。
副業、兼業についても面白い話があったし、今後はこういった点も調べようと思った。 -
きちんと世の中の感覚がアップデートされていることを前提として(たまにアラフィフ=バブル世代なんて人もいるので)
現在のアラフィフ(45から52,3?)は就職氷河期期真っ盛りで「とにかく就職できるところを」派が大半だった。もちろん、そのころは今みたいに教育重視(辞められたら困る)ではなく、ハラスメントの概念もなくひたすら耐えた。年をとったらごく一部の悪ノリのせいで「ソフト老害」(騙るほどの武勇伝もありませんが?)となり、死ぬまで負け組を宿命づけられたような世代が手にとって見て、正直、良かった。
新井さんの構成と文章が、広い範囲の層が手に取って分かるよう、シンプルな言葉でこれからの時代をサヴァイブしていく方法を書いている。基本的かもしれないビジネス用語けどみたいなものにも注釈もつけてくれているので学生もよみやすいと思う。
分かりやすく伝えるってほんとは上に行けば行くほど必要なスキルと思うけどなかなかそういう人に巡り会えない昨今、本書で安心と学びを得られた。
-
読み難かった
-
内容は正直難しいと感じた。
今読む時期ではないのかもしれない。
再読のリストにいれておく。