それでも、「普通の会社員」はいちばん強い 40歳からのキャリアをどう生きるか

著者 :
  • 日経BP 日本経済新聞出版
3.11
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本棚登録 : 150
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296117208

作品紹介・あらすじ

「Chat-GPTがホワイトカラーの仕事を奪う」  「年金受給年齢引き上げ、生涯キャリアの時代へ」       「政府は雇用流動化を促進」 「中高年にはリスキリングを奨励」――最近、巷に流れる情報は、これまで真面目に会社勤めを続けてきたはずの僕らの不安を煽るものばかり。 でも、立ち止まって考えてみれば、 そんな時代だからこそ、「普通のサラリーマン」は強い。  ミドル世代の会社員の悩みにこたえる本で好評を博してきた人事コンサルタントが贈る、逆説のキャリア論。

感想・レビュー・書評

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  • 安定と従属 から 変動と独立 へどう移行するか

    上司の仕事 職場の心理的安全性を高める
    みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいれる状態
    間違いや多様な意見を受け入れる

  • 2024年1月9日読了。日本の普通の会社員、が企業勤めで身に着ける「勤勉さ」「礼儀正しさ」などの特質は、AIとの協業が進み労働者と企業の関係が変化する今後に大いに強みとなる、と説く本。確かに、誰もがリスクをとって起業するわけではないし、「周囲とうまくやっていく」能力は実は価値のあることなのだ、という説明はうなづけるところもある。「やってきたことの一貫性」と「信念の一貫性」は別物、など面白い観点も多いが、本書の内容をうのみにして転職・独立を繰り返してもそれはそれで成功できなさそう。謙虚に・誠実に目の前の仕事と自分の能力と向き合っていく必要があるものだ。

  • うん、やっぱりそうよね。と、タイトルから思う。というのは50歳未満の話。『目』に問題が起きなければ55歳くらいまで行けるかな?と、思ったり。ただコレは現職場で現業務続行の場合という前提。会社員は‘駒’なので想定外の異動や出向もあり得る。50歳で独立の選択した社外の先輩たちが何人かいる。その方々はみな還暦後を見据え70歳までイヤ75歳までの‘働く場’‘居場所’を見出すべく会社の看板を捨てて、好条件を、放棄しチャレンジされたのだ。尊敬!

  • 丸善で見かけて、タイトルに興味惹かれ購入。

    時代が変わりAI台頭といった流れもある中で、会社員として培ったスキルは活かしていけることが多い。
    リスキリングについての本を読んだりもしたが、本書は今の流れに触れつつもAIと共存できる人間を目指すことなど、地に足の着いたことの書かれた1冊と感じた。

    副業、兼業についても面白い話があったし、今後はこういった点も調べようと思った。

  • きちんと世の中の感覚がアップデートされていることを前提として(たまにアラフィフ=バブル世代なんて人もいるので)

    現在のアラフィフ(45から52,3?)は就職氷河期期真っ盛りで「とにかく就職できるところを」派が大半だった。もちろん、そのころは今みたいに教育重視(辞められたら困る)ではなく、ハラスメントの概念もなくひたすら耐えた。年をとったらごく一部の悪ノリのせいで「ソフト老害」(騙るほどの武勇伝もありませんが?)となり、死ぬまで負け組を宿命づけられたような世代が手にとって見て、正直、良かった。

    新井さんの構成と文章が、広い範囲の層が手に取って分かるよう、シンプルな言葉でこれからの時代をサヴァイブしていく方法を書いている。基本的かもしれないビジネス用語けどみたいなものにも注釈もつけてくれているので学生もよみやすいと思う。

    分かりやすく伝えるってほんとは上に行けば行くほど必要なスキルと思うけどなかなかそういう人に巡り会えない昨今、本書で安心と学びを得られた。

  • 読み難かった

  • 内容は正直難しいと感じた。
    今読む時期ではないのかもしれない。
    再読のリストにいれておく。

  • •感想
    分厚かったですが中々の良著。
    独立目指す人にはぜひ一読ください。
    そしてプロフェッショナル目指そうと思ったのと課長としてより一層頑張ろうと思いました!
    •Todo

    •人は生きがいを失うと死ぬ
     仕事と社会貢献活動の両者に参加すると長生きする。
    ★資本主義社会では代替可能性が低く、希少価値の高い仕事が出来る人により高い報酬が支払われる。

    ★3つの場を設けて人生バランスを取ること
    •すぐお金になる場 今の会社の仕事など
    •興味があることをやる場 ボランティアや起業家の手伝い
    •自分がやり続けたいことをやる場 コミュニティ

    自分は人の役に立つと思っている人ほど自分に対する満足度が高い。

    ★社会人基礎力
    ①考えぬく力
     課題発見力、計画力、創造力
    ②前に踏み出す力
     主体性、働きかけ力、実行力
    ③チームで働く力
     発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、
     ストレスコントロール力

    •日本人特有の地道に頑張る力を使う。
    ★心理的安全性を高める。
    ★対人関係の悩みも課題を分離することで解決することができる。

    ★部下の手柄は奪わない
    ★叱責を恐れずにマイナス情報を伝達させる。
     •報告者の話を聞く
     •問題解決を引き受ける
     •最終責任を受け入れる

    ゼネラリスト
     幅広い知識や経験を備え、多角的な視点から組織の問題を解決する人材
    スペシャリスト
     特定の専門分野に深く精通し、専門的な見解から問題を解決する人材
    プロフェッショナル
     問題解決志向が強く、これに資する高い専門性、また幅広い知識や経験を持つ人材
    ★プロフェッショナルを目指す。
    ★事業部長になるための経営の基礎 を読む
    ★設けの仕組みの把握を常に行う。業界動向サーチのサイトをチェックする。
     その業界や会社の成長性と伸長度合、収益性、業界競合関係や競合度合などにより経営方針や社員に対する指示指導も変わる。
     
    •今後のビジネスチャンスは下記
     教えてあげる
     決めてあげる
     合わせてあげる
     試してあげる
     言ってあげる

    ある業界のある会社のある職種の会社員として能力を発揮できなくてもそれら無能ではなく、適性が無いだけである。
    能力は多くの前提条件を満たした上で初めて発揮できるものでこれまで有能人材が平気で無能にもなる。
    また上司や周囲との相性でもパフォーマンスも大きく変わる。

    ★こういう考え方を大事にすると独立後も上手くやれる。
    あくまで仕事とわきまえる
    大言壮語には乗らない付き合わない
    自分に出来ないことは引き受けない
    常に仕事は回すものと考える
    常に人物の性質を見極めようとする
    親切だが押し付け押し売りはしない
    人脈を自ら積極的に作ろうとしない
    目先の利益より信用取引を優先する。

    ★同じ管理職でも課長の価値は部長よりも上がる。
    部長の部下は会社人材(課長)だが、課長部下は会社の人材ではない。
     課長は 多様な人材が集う組織のマネジメントおよび、人材育成を担うプロフェッショナルマネージャーである。

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著者プロフィール

経営コンサルタント、アジア・ひと・しくみ研究所代表取締役
1972年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、大手重機械メーカー人事部、アーサーアンダーセン(現KPMG)、医療・IT系ベンチャー企業役員を経て独立。大企業向けの人事コンサルティングから起業支援まで、コンサルティング・セミナーを全国で展開。

「2019年 『働かない技術   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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