ゲームAI技術入門──広大な人工知能の世界を体系的に学ぶ (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297108281

作品紹介・あらすじ

本書は、ゲームで使われる人工知能(AI)がどのようなしくみになっていて、どうやって作るのかを解説した書籍です。ゲームの内部に登場するキャラクターは、まるで意識を持っているかのように、こちらの隙をついて攻撃してきたり、また状況にあった動作をしてくれたりします。単純なものならif文の組み合わせでも実現できますが、より複雑で精緻な思考を実現するために、ゲームAIの分野で試行錯誤されてきた数々の手法があります。本書ではそれらを丁寧に解説することはもちろん、記憶、群衆、自動生成など、ゲームAIに関わる技術を網羅的に解説します。基本的なAIから最新のゲームに使われているAIまで、ゲームAIの今がわかります。

感想・レビュー・書評

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  • ゲームAIといっているが、正確には最近のゲーム制作を実現するためのシステムアーキテクチャの教科書といったニュアンスが強いように感じる。
    キャラクターAI、ナビゲーションAI、メタAIの組み合わせによって現代的なゲームは構成されているが、それらは決して流行の深層学習とかではなくて、それぞれがコンピュータサイエンスの中で培われたトラディショナルな技術やアルゴリズムの醜態だったりする。エンジニアにはたまらない本だ。

  • ゲーム開発で使われているAI(人工知能)技術について、AI技術の発展の歴史を含めてわかりやすく解説されています。技術的な背景を通してゲームAIを理解したい人にオススメします!

  • 請求記号 798/Mi 76

  • 選書企画2019 「図書館に置いて欲しい本 書いて!貼って!」 で選書した図書
    【配架場所】 図・3F開架 
    【請求記号】 798.5||MI
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/189570

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著者プロフィール

著者:三宅陽一郎
ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻し、大阪大学大学院物理学修士課程、東京大学大学院工学系研究科博士課程を経て、デジタルゲームにおける人工知能の開発と研究に従事。博士(工学、東京大学)。2020年度人工知能学会論文賞受賞。
現在、立教大学大学院人工知能科学研究科特任教授、九州大学客員教授、東京大学特任教授・客員研究員などを務め、学生の指導にも力を入れている。
著書に『戦略ゲームAI解体新書』(翔泳社)、『人工知能のための哲学塾』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『人工知能が「生命」になるとき』(PLANETS/第二次惑星開発委員会)、『人工知能の作り方』(技術評論社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(筑摩書房)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)、『FINAL FANTASY XVの人工知能』(ボーンデジタル)、監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『C++のためのAPIデザイン』(SBクリエイティブ)などがある。

「2022年 『ボードゲームでわかる!コンピュータと人工知能のしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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