ホームページの値段が「130万円」 と言われたんですが、これって相場でしょうか? ~ネットの価格はまだまだ下がる!

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297111076

作品紹介・あらすじ

★「うちってネットにお金をかけすぎてるんじゃない?」だれも教えてくれなかった疑問に応える

「工務店のホームページは300万円なのに、マッサージ店は50万円」
「40万円かけて動画を制作したんだけど、売上につながらないんだよね」
「SEO業者に月額10万円払ってんだけど、何をやってるのかわからなくて」
「リスティング広告の手数料は20%が相場らしいけど、どうしてだろう」
「フリーランスの人が5万円でホームページを作るっていうんだけど大丈夫かな」

なんとなく見積りを受け取り、なんとなく支払ってしまうけれど、なぜその価格になるのか理解できてますか?

業界人でも意外と答えられないネットにまつわる値づけの正体を、楽天市場で2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞し数多くのコンサルティング実績を持つ著者が徹底解明。ホームページ制作会社や、SEO会社、リスティング広告運用会社、人材派遣会社、ネット業界の経営者、クラウドソーシングに携わる副業従事者、フリーランスの人まで幅広く取材したからこそわかった秘密を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルで掴む系のものかと思いましたが、至極真っ当に適正価格に関するアプローチをして書かれております。ネットビジネスにまつわる請負業務の価格帯について、時系列的な市場変化も踏まえつつ、さらに価格設定の曖昧さの原因が、依頼すべき側にもあると言うアプローチからも書かれております。何をしたいかわからない状況では適正価格なんてものは当然出てこないわけで。とはいえ、わからん人にはわからんわけで、そこをどう切り込むか、時代の流れを待つ前には、やはり通訳、説明できる中間ポジションの価値はしばらく安泰だなと思う。

  • ・ホームページの付加価値は、「お金を生み出す力」で決まる。
     -問い合わせ、アクセス数、注文が増える
     -良い印象をもってくれる
     -その会社で働きたくなる
    ・「伝えたい」という想いがなければ「知りたい」という相手に伝わるHPにならない。
    ・インターネットは強者のツール。
    ・「ブログを書き続けられるかどうか」は、ネットビジネスの成功と失敗の境界線。
    ・コンテンツは会社の資産。半永久的に、グーグルの検索結果の赤に保存され続ける。
    ・フリーランスが、3年でダメになる要因は「怒る人がいない」という環境にある。
    ・「知らない人」が、知ろうとする努力を怠ってくれるお陰で「知っている人」が永遠にもうかり続ける世界が、ネットビジネスの世界の本質。
    ・「知らない人」にならないためにも、
     1)ネットビジネスを自ら行う 2)新しい情報を積極的に学ぶ 3)失敗を恐れない

  • すごく知りたかったことに答えてくれた本。

    本当の意味でネットを「知ってる人」になるとはどういうことか。
    ネットの相場を知らなければカモられ、ネットの相場を理解していなければ納得もできない。

    ホームページをリニューアルする意味は、熟考しなければならない。
    注意点は、「かっこよくするは自己満でしかない」ということ。アクセス数・使い勝手・イメージアップの施策はあるかどうかを再確認。

    そもそも、本当にホームページをリニューアルする必要があるのか?同じ投資金額でできる、より効果的な施策はないのか?
    チラシ、CM、広告、その他設備投資…etc
    他の施策の検討は十分にしたのだろうか。なんとなく「インターネットの時代だから」という理由だけではないか?(時代の流れを捉えることは大事だけれども)

    投資の神様ウォーレン・バフェット氏の有名な教訓
    『自分が理解していないものには手を出してはならない』
    やはり、勉強するしかない。

  • すごく知りたかったことに答えてくれた本

    ネットを「知ってる人」になる

    ホームページをリニューアルする意味

    かっこよくするは自己満

    アクセス数・使い勝手・イメージアップの施策はあるか

  • ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?ーネットの価格はまだまだ下がる!ー

    書評
    タイトルにもあるとおり、著者が友人にホームページの製作見積もりをしてもらったところ、130万円と言われたところからこの話は始まります。この話をきっかけにして、ネットにおいて適切な価格とは、どれくらいなのか、考察がされています。
    私は、あまりネットの業界に詳しくなかったので、この本を読んですごく勉強になりました。ホームページとは、その目的によっても、大きく値段が変わるもので、本当に集客の効果を狙うのならば、ある程度の予算をかけなければならないことがわかりました。

    それから、ここからはネタバレになるのですが、一番記憶に残ったのは、「ネットに精通している人」はホームページ制作などという、あまりお金にならない仕事をやらない、ということです。
    これは、言われてみればなるほど、と言ったもので、私はネットの黎明期を知らないのですが、昔はネットの世界は社会の落ちこぼれがやるものだったそうです。その頃からネットを使いこなしている一部の人は、本当に一握りで、そんな人はホームページの制作なんかしない、とのことです。
    やはりネットの世界とはいえ、向こう側にいるのは人間。ネットの世界の現状から、この世界の現状を垣間見れたのが面白かったです。できる人は、できる人と組み、仕事をする。格安で制作を請け負っているのは、にせの人。などなど。

    やはり、「目的」をはっきりさせ、何事にも取り組んでいくのが大切だな、と感じました。この本は、ホームページという切り口でそれを扱っていますが、私も目的をもって行動し、生産性を上げていきたいと思います。

  • 次から次へと新しい情報が出てくるため、すべてを知っている人になるのは難しい。
    わかってるふり、の業者は安い。本当にわかっている業者は少ない。ホームページの作成は非効率な商売。
    ヤフオクで10万円かせげるようになる=じぶんでしらべられるようになる、こと。
    好奇心と根気が必要。
    むかしはホームページは複雑ではないので、30万円でもいいものが作れた。
    100万は中途半端。それなら30万で。ただしそれだけで稼げるものはできない。
    いまは、インターネットで稼ぐのは強者のツール。
    1人月50万円、会社の経費を乗せて100万円。

    ワードプレスを使えば相場は安くなる。
    SEOは、ランニングコストは100万円くらいかかる。
    裏技は写真を総入れ替えすること。ガラッと変わる。
    SEOは10万円以下では何もしないのと同じ。
    ワードプレスは、とりあえずホームページがあればいい、という需要にこたえられる。10万円程度でも作れる。
    中途半端なお金しかかけないならネット販売には力を入れない。本気になるには300万円以上。
    SNS集客は難易度が高い。私にもできそう=単位度が高い。
    動画コンテンツは格差が広がる。動画を作れる人がいない。
    動画の活用は、1、商品サービスの紹介、2、検索のヒット、3、動画チャンネルを作る。

    スマホ専用サイトはレスポンシブデザインとは違うもの。ネットピジネスに専門に取り組まないのならスマホ専用サイトは不要。

    ブログを書き続ける、が成功と失敗の境界線。
    悩み事を解決、わかりにくいことをわかりやすく、取材してから書く、検索キーワードを意識する、イラスト、写真、表などを入れる、読み直して修正する。
    ブログの更新ができないようならネット販売は無理。

    今のSEOは割に合わない。
    アナログ媒体からデジタル媒体に誘導するほうが小さな会社には効率がいい。
    数を求めるのではなく質を求める。

    クラウドソーシングの活用は採用より難しい。
    独立して3年以内のフリーランスを狙え
    システム構築はホームページ以上に価格が不透明
    システムエンジニアを派遣でやりくりするほうがいい。作った後のカスタマイズやメンテナンスがあるので、ずっといる必要がある。自社採用だと能力の見極め、採用が難しい。採用できないリスクがある。
    Eコマース市場は、ミドルクラスの売り上げの会社が減少、小規模か大規模。

    おでん屋のタコなら儲かる、寿司屋のタコは儲からない=自社に合った市場で稼ぐ=ネットショップにはこだわらない。
    売り上げの10%を広告費に使う。
    ネットショップは、売上が伸びると経費率が下がる、わけではない。
    自社の目標に合わせて売り上げは作れないのがネット社会。大きな規模か、極小規模か、どちらか。

    野球やサッカーに文句や意見がいえるのは、だれもがこのスポーツを経験しているから。ネットは誰もが使っているから知っているつもりになるが、実際は知らないことが多い。

  • 今、無料のホームページサービスも沢山あるし誰でもホームページを気軽に作れるようになっているので業者によるホームページ作成なんて安くなっていると思っていました。

    ところが調べてみると数万円の安いものもあるけど、ホームページの制作に50万~100万くらいは普通で全般的に高いという印象がありました。

    なんでだろう?と思ってたのですがこの本を読んで理由がわかってスッキリしました。

    実際、ホームページの制作の値段は昔より高くなっているのです。

    非常にためになる内容ばかりでとても勉強になりました。

  • 確かにIT業界の作業の相場は分かりにくい。良し悪しを判別するためにも発注側も正しい知識や判断基準を持つようにしなければならない。

  • ホームページの値段設定についての書籍。結局人件費だとか。どこまで対策するかどうかも分岐点。webコーディネータの人からの視点で書かれていた。

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著者プロフィール

竹内謙礼(たけうち けんれい)

有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、出版社、観光施設の企画広報担当を経て、2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場において2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、数多くのネットビジネスの受賞履歴あり。ネットショップ運営を中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主のネットショップ運営から大企業のネット通販事業まで、幅広くノウハウを提供している。現在、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、150社近い企業に指導。
経済誌や専門誌への連載や寄稿のほか、日経MJにおいて、毎週月曜日「竹内謙礼の顧客をキャッチ」を執筆中。
著書は『巣ごもり消費マーケティング』『ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?』『ネットで儲ける王様のカラクリ』(技術評論社)、『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『会計天国』(PHP研究所)ほか多数。

「2023年 『SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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