図解即戦力 要件定義のセオリーと実践方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- 技術評論社 (2020年6月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784297113674
作品紹介・あらすじ
システム開発における最初の関門である「要件定義」を、豊富なイラストや表、具体例を用いてわかりやすく解説しています。現場に立つうえでエンジニアが身につけておくべき知識が満載の一冊です。
感想・レビュー・書評
-
きれいにまとまってかつ網羅的に説明がされてあって分かりやすくい良書でした。
以前とある開発案件紹介サイトのエンジニア評価欄で発注側はセキュリティに関する当たり前のことが満たされていなかったと低評価されたエンジニアが要件で言われてないことを後で要求されたと反論してる案件を目にしました。
この本では要件定義ではベンダー側がユーザー側に隠れた要求を引き出すべきとあるので、悪いのはエンジニア側であるように思います。
さしずめ、このエンジニアは相手からの要求さえ満たせれば問題ないと考えていたのでしょう。
この本を読むことで自分がそういうエンジニアにならないための指標本にもなったと思います。
さらにサンプルなども載っていて、自分で定義書を書く際のヒントにもなりそうです。
こういう本に早く巡り会いたかったと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
要件定義のこの類の本は少ない気がする。
内容は基本的なことが多いが、個人商店になりがちな要件定義について網羅的に書かれており、気付くことが多い。 -
これまで読んだ要件定義と名の付く本の中では最高のものでした。
要件定義についての網羅感があるのと、各方法論の解説に加え、要件定義書のサンプルまで用意されているので、かなり経験が浅くても、この本に従うことで良い要件定義が出来そうなイメージが湧きました。
さらに、ユーザとの要件定義の進め方・会議の仕方などの解説や、事業会社の決裁のされ方についての解説など、要件定義の手前の話も充実していて、それなりに経験を積んだ自分にとっても有益な内容でした。
これは経験の浅いITエンジニアにおすすめしたい一冊。 -
「要件定義」の基本的な考え方、概念、方法が具体例と共に記載されています。
分かりやすいし、いい本だと思います。 -
基本的なことが描かれているなという印象.
だけど,書いてあることがわかることとできることは違うしその基本の中で漏れているものがないかを振り返ることができる.
よほどの熟練者でない限り要件定義に携わる人は持っておいて損しない一冊ではないだろうか.
========
どこまでやればいい?
→システム規模が見積もれる具体性
→設計工程の作業が進められる詳細度
衝突が発生しがちなシーン
優先順位付、作業開始・終了判定、合意・承認
作業の取り決め
やるべしことは何か
いつ、誰がやるか
合意と承認 の違い
関係者間と握る→合意
最終責任者の受け入れ、文書化された合意内容の凍結→承認
会議→開催目的(共有、最終決裁etc)
ジャッジのための基準を作る。
優先順位付 MoSCoW
must
should
could 余裕があれば可能
won’t 今回は不要
何がどの程度できていれば作業開始可能・終了可能かをチェックリスト化して事前合意 p67
p99 検証のチェックリスト
文書の検証→品質、妥当性
前者:基本的な日本語、表記の統一、言葉の定義...
後者:要件と事業目標との結びつきを確認するもの ユーザ主体、事業目標まで遡って確認できることが重要、達成効果を測定可能な数値で示す -
ユーザとベンターが協力してやっていく話がちゃんと書いている。これをユーザに理解させるのがとても難しいけど。
-
とりあえず要件定義って言葉がふわっとしている人は読むと、開発のスタートラインに立てる。
-
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/651332 -
概要はなんとなく掴めた
いつか読み直すと、別のものが得られるのかも -
目標・目的を共有して企画→要件定義→設計→開発→運用の繰り返しは、システムに寄らない場合でも事業あるいは個人の普遍的な取り組みに思えました。関わる人が多い場合は、段階ごとの合意形成が肝心であることも理解できました。