思い込みで誤った情報を選択しないための必須教養 認知バイアス見るだけノート
- 宝島社 (2022年5月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299029164
作品紹介・あらすじ
その情報合ってる? 話題の「認知バイアス」が、累計120万部突破の大人気「見るだけノート」シリーズに登場! 膨大な情報が溢れる現代には、デマやフェイクニュースに騙されたり、情報に流されて自己を見失ってしまう危険が常に潜んでいる。この一冊で「バイアス」を外して物事を正しく見る力をつけよう!
感想・レビュー・書評
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自己啓発の決定版とも言える「7つの習慣」の第1の習慣「主体性であること」とコヴィーさんは説いた。これは抽象的に言えば「外からの刺激と自分の反応の間に空白(スペース)を設けること」である。
行動経済学の権威、ダニエル・カーネマンも同様のことを説いている。「システム2を起動させよ」と(「ファスト&スロー https://x.gd/18Q0p)」より)。
では具体的にどうすればよいか?と言えば、認知バイアスのひとつひとつを理解する習慣を持つことと言える。知ることで、デタッチメントのキッカケを得ようとする「if-then Planning」だ。
もし外からの刺激と自分の反応の間に空白を空けられなくなったらどうなるか?コヴィーさんは「反応的な態度になる」と説く。もっと論理的に理解したければ、行動経済学の知見から解説されている「いつも時間がないあなたに~欠乏の行動経済学」(https://x.gd/Aiylz)で説かれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"認知バイアス"とは?と思い、読んでみた。
日常生活で起こり得る認知バイアスがたくさんあって、ふむふむ、と思った。
「見るだけノート」なので、ざっと知れてよかった。 -
「見るだけ」ってわけには全然いかないー。イラストで確かに分かりやすかったけど、それでもなお、その例題すらわからんこともー。きっと完結にまとめてくれているんだろうけど、あまりにたくさんの情報で、そのまたひとつひとつが、もっと掘り下げることもできると思うと深すぎる〜〜。
いやー、人間の思考って、面白いけど怖いわ〜。 -
ピグマリオン効果=期待するとその通りになる。プラシーボと同じ。
プラシーボの逆=ノシーボ効果。
逆プラシーボ効果=反対の作用を引き起こす現象。
サブリミナル効果はテレビ業界では禁止だが、多少好印象を持つにとどまる。
昔起こったことはいろいろ組み合わさって間違った記憶になっているケースが多い。
自分と同じグループはひいき目に見える=内集団バイアス=オリンピック観戦など。行き過ぎると外集団に対して攻撃的になる。
人は計画を楽観的に見積もりやすい=計画錯誤
サンプル数が少ないデータでごまかされない。
信念の保守主義=信念を打ち破ることは難しい。
損失回避性=利益を失うのが怖い=利食いが早くなる。
返品可能は、一度所有させて保有効果を持たせることが目的。
バンドワゴン効果の反対=スノッブ効果=人と違うものを欲しがる。
チアリーダー効果=集団だと魅力的に見える。女性が男性を評価するときに顕著に表れる。
人は平均化された顔を好む=進化の過程でアンサンブル知覚によって平均化された顔を好むようになった。
ブラック企業は認知的不協和によって、理由付けをするため辞めにくくなる。
正常化バイアス=異常時にも正常だと思い込もうとする。
めったに起きない出来事はニュースで何度も流れる=利用可能性ヒューリスティックとリハーサル効果で信じやすい。SNSのデマを信じてしまう理由。
身内のほうが良い集団に見えて、外部集団は均質的に見える=外集団均質性。
論点のすり替え=「お前だって論法」
藁人形論法=相手の主張の一部を誇張して反論する。
単純接触効果=信用できると思いやすい。
ハロー効果=一分野の特徴が他の印象にも影響する。
ゲインロス効果=ギャップが大きいほど好印象を与える=更生した不良はよりいい人に見える。
ダニングークルーガー効果=優秀な人ほど自己評価を下げ、優秀でない人ほど自己評価が高い。
パーナム効果=占いや性格診断を信じる理由。
ステレオタイプはサブタイプを作ることで維持される。
公正世界仮説=因果応報、自業自得のほうが安心する。
自己ターゲットバイアス=毎回自分が狙われると思うこと。
代表性ヒューリスティックの例=
コインを投げた時の表が5回連続で出る確率。
野球の強い私立大学と私立大学。
ガラスを割ったのはどっちか。生徒会役員Aと不良のB -
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認知バイアスとは,日常のさまざまな意思決定において,合理的な判断を妨げる思考の偏りのこと。大人気「見るだけノートシリーズ」の本書は,身近な具体例とイラストで,多種多様な認知バイアスを感覚的に理解できます。よりよい日常生活のために,今日から活かせる知識が満載です。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/776967 -
プロローグ 認知バイアスとは?
1 日常に潜む“思い込み”
ピグマリオン国か
実験者効果
プラシーボ効果
ミュラーリヤー錯視
反転図形
ゴムの手感覚
2 損や遠回りをしないために
ギャンブラーの誤謬
少数の法則
信念バイアス
3 より正確な判断ができるように
早まった一般化
バンドワゴン効果
チアリーダー効果
4 人に絶対に騙されないために
チェリー・ピッキング
対人論証
お前だって論法
5 ネガティブ思考に陥らないために
ダニング=クルーガー効果
希望的観測
気分一致効果
6 論理的思考を身につけるために
滑りやすい板論法
ソリテス・パラドックス