復讐は合法的に (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.63
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本棚登録 : 2226
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299044815

作品紹介・あらすじ

第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。結婚を前提に七年間付き合っていた彼氏に手酷い裏切られ方をして人生に行き詰まったOL・麻友が出会ったのは、絶世の美貌を誇るオネエ・エリス。「合法復讐屋」を名乗るエリスは麻友の依頼のもと、鮮やかかつあくまでも合法的に麻友の元彼を追い詰め、さらに麻友が自分の人生を歩み直すための後押しまでこなす。その後も「法律の範囲内だけど、道徳の範囲外」という謳い文句でエリスはさまざまな復讐の依頼を受ける。『息子を殺人犯に仕立て上げた「何者か」の正体を突き止め、復讐してほしい』『性犯罪を繰り返しながらもその事件を揉み消している代議士の息子を糾弾したい』復讐の連鎖から生まれた悲劇に対し、エリスは――。

感想・レビュー・書評

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  • 「実に面白い!!」って言ってる、福山雅治が思い浮かんだ。
    どのお話も読者を裏切らない。
    エリスが裏メニューを計画的に遂行する。
    エリス大丈夫なんかと、はらはらしたり結末にたどり着き、すっきりしたり、よかったと安堵したり。いや、安堵していいのかは疑問だけど。
    男でも男前、女性でも美人、そして聡明。羨ましい。
    続編が楽しみです。

  • 外出先の本屋さんで、発見!
    いつもの本屋さんでは見た事なかった表紙が目に止まり購入。

    法律の範囲内だけど、道徳の範囲外よ?
    美しき「合法復讐屋」が演出する異色の連作リーガルミステリー
    このミス大賞2023隠し玉
    という帯に、惹かれてしまいました、単純w

    4話の構成で、帯の通り合法範囲内で復讐をしていくのですが、
    case1 が、本の名前のとおり、面白かった!
    6年付き合った彼氏に裏切られて、エリスが代行で復讐していくお話。めっちゃスカッとした!

    エリスとは合法復讐屋の代表?なので、
    全部の話に登場です。
    このエリスの個性が特出しすぎていて、小説というより、漫画で映像化してほしいなー。

    ミステリーなど、重たいもの読んでる合間に読むのが良い感じですかね。case2からは流れが少し変わるので、もっとcase1の復讐劇を見たかったです〜



    レビューとは関係ないですが、また本屋さんに行ってしまい、、
    東野圭吾先生の最新作買ってしまったー!!
    ブグログ通信?みたいな宣伝にハマり雫井さんも、購入してしまったー!!

    • なんなんさん
      土瓶さん!!こんばんは。
      コメント嬉しかったです^^
      本屋さん、ほんと危険地帯ですよね。
      コレクションというか、なんか欲しくなって購入してし...
      土瓶さん!!こんばんは。
      コメント嬉しかったです^^
      本屋さん、ほんと危険地帯ですよね。
      コレクションというか、なんか欲しくなって購入してしまうんです。本棚に並べたく、、趣味と思えば安いかな(^ν^)
      私、本屋さんのキャッチコピーや、出版社の帯にすぐに惹かれる太客だと思いますw
      2023/11/15
    • 土瓶さん
      わかります。
      最近の強敵は手書きのポップです(笑)
      わかります。
      最近の強敵は手書きのポップです(笑)
      2023/11/15
    • なんなんさん
      手書きポップ!たしかに!!
      最強の敵ですねᕦ(ò_óˇ)ᕤ
      手書きポップ!たしかに!!
      最強の敵ですねᕦ(ò_óˇ)ᕤ
      2023/11/16
  • 復讐もの大好物な自分としては、このタイトルに惹かれる。復讐を請け負う復讐屋のエリス(ネタバレになるので何者かは言えません)。そして秘書のメープル。この復讐屋が鬼退治でスカッ!と解決ではなくホラー感満載です。第1話、アホな彼氏への復讐、社会的信用の失墜、そこまでやるか。第2話、個人情報売り飛ばしに対してヤクザが押しかけてくるに違ない。第3話、これは警察が検挙。第4話、まさかの犯人!エリスとメープルの関係は明かされず、でも何かありそう。自分の社会的信頼なんて3日で壊されるんだ。こういう人を敵にしてはいけない⑤

  • 変幻自在で負けず嫌いなエリスがかっこいい!
    メープルちゃんのキャラも良い。
    読むと清々しい気持ちになれる作品です。
    続編出てほしいです。

  • ★4に近い

    そこまで期待してなかったけど面白い!
    エリスさん素敵!
    これ続編でてほしいなぁ。
    というか、作者さんも続編ありきで描いてるのかな?とか思ったり。

    話としては、1話が好きかな。
    複雑ではなくわかりやすい、The復讐!
    ざまあみろ!だった笑
    2話目の副業もなかなか良かった。

  • 「合法復讐屋」エリスの、黒でも無く白でも無いグレーゾーンな方法を用いて、依頼者の願いを解決するリーガル・ミステリ短編集。
    まずエリスのキャラが立ってて読んでて面白くもっと活躍を見たい!って思わさせられるような感じで結構好きかも!
    4編からなる話も、復讐をどうやって遂行するかが描かれる1話目、一転してミステリ色が強くなる2〜4話目、しかもそれぞれハウダニットにホワイダニット、フーダニットとシチュエーションも違うので読んでて飽きませんでした。
    このままシリーズ化して欲しいなぁ(願望)

  • 近くの本屋で発見。
    読み終わった後はスッキリするけどいい意味でどこか後味が悪い。
    内容は面白かったけど少し無理矢理かな?と我にかえることがあった。

  • 最初のお話が一番面白かったな。
    個人的にはもうひとこえほしいです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

  • 短編集なのでサクサク読めました。
    合法的(非合法スレスレ)に復讐する手助けをする話で第一話でクズ男を成敗したりする様はスカッとしますがそこまで上手くいくかなーというちょっと出来過ぎ感もあり少々現実離れしてます。そもそもが読み物なのであまりリアリティを求めてはいけないのかもですが。
    少しネガティブなことを書きましたが、総じて面白かったです。秘書の子がなぜこの事務所で働いているのか、エリスは前の事務所をなぜ辞めたのかなど、明らかになってない部分もあるようなので続きがありそうです。出たらまた読むと思います。

  • 初読みの作家さん。
    というのも当然で、5月に続編が出るようだが、本書がデビュー作であり、まだ本書しか世に出ていない。

    『合理的にあり得ない』(柚月裕子著)と被る気もするが、読みやすく、面白かった。

    【ネタバレあり】



    2章以降は、元々の依頼に応えてはいない(結果報告のしようがない結末になっている)ので、報酬はたぶん取りっぱぐれているのでは?と思う。

    1章での復讐の仕方と、2章での(メインではないのだが)ファストフード店や衣料量販店での詐欺・窃盗行為の方が、私にはよっぽど怖かった。
    1章で復讐された人物は悪いヤツだし、これはフィクションだからいいんだけど、逆に悪意を持った人間がこういう手口(ある意味、噂だけ)で人を陥れることができてしまうということが恐ろしい。
    2章のファストフード店や衣料量販店での詐欺・窃盗行為についても、私が知らなかっただけで、実際にある行為なのかもしれない。
    普通の善良な一市民だと考えもつかないのだが、昨今のああいうシステムだと、こういうことをやらかす人間も世の中にはいるのかと、これも怖い。
    (逆に、とばっちりで買ってもいない商品の分も、気付かずに支払わされているかもしれない)

    最終章では、読者(私)が犯人を当てていたし、トリック的なことも途中ですぐにわかったので、主人公エリスからドヤ顔で披露されるほどのことではなかったかな。

    優秀な秘書である小学生のメープルの素性は明らかにされていない。
    結局何者なのだろう?

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