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- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305703408
作品紹介・あらすじ
古代人が抱え込んでいる、
[愛]と[結婚]と[性]の深層を、
物語から抉り出す!
源氏物語、万葉集、蜻蛉日記から、
精神分析学をとりこみつつ、
思想を先取りする主人公たちの
心性を明らかにする、
かつてなかった独創的な古典文学論!
[本書のキーワード]
源氏物語/タブー/親族と婚姻/神話分析/精神分析学
感想・レビュー・書評
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返却期限がきたから一旦泣く泣く返す…
難しく、
とばしとばし読んでいたがインタビュー形式の章は
目からウロコというか
とても納得できた。
現実に不倫や浮気は
軽蔑すべきものとする考えが一般的なものの、
不倫を題材にした歌やドラマ、小説、漫画の
人気がある理由が
"結婚"は社会を円滑に動かすためのあくまで"制度"であるからだということ、
古語の似ているがニュアンスが異なる2つの言葉から"愛"という言葉が許容する意味の幅の広さを
導き出すくだりが
非常に面白かった。
人間の心は
社会制度の枠に
おさまらないくらいに、
情緒豊かで複雑で魅力的である。
それは今も昔も同じなのだと改めて感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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