思い込みの日本史に挑む

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  • 笠間書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305707796

作品紹介・あらすじ

日本は一体、どのような歴史を辿ってきたのだろうか。自分でその重い扉を押し開けて進むための、71話のレッスン。ひとの目を覆い、手を止めさせる、「思い込み」。そうした過去は、アカデミズムの頂点にすらたしかにあった。本書は、思い込みの淀みから自分を掬い出すために編まれた、日本史入門です。古代から近代にいたるまで、主要なトピックを、「思い込みの日本史」から「思い込みでない日本史」に書き替えるよう、語り尽くしていく書です。

【日常生活でもそうだが、私たちは歴史事象を前にして、多くの常識といわれるものに寄りかかり、だれがなぜ作ったのかすらわからないような古色蒼然たる定説をもとに見ようとしてしまう。だが、その常識は現代人だけの思い込みじゃないのか。公認の解釈とされている安心・安全な定説は、かつて何かの思惑があってだれかに捏造された「思い込ませたかった」解釈じゃないのか。】……「はじめに」より

著者プロフィール

1948年、東京生まれ。

学習院大学文学部史学科卒業後、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。

神奈川学園中学高等学校教諭・高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長を歴任し、その間、学習院女子短期大学・鶴見大学文学部・中央大学文学部・早稲田大学商学部非常勤講師を兼務。
現在、奈良県立万葉文化館名誉研究員、早稲田大学エクステンションセンター講師。

単著に、『白鳳天平時代の研究』(2004、笠間書院)、『古代の神々と王権』『天平の木簡と文化』(1994、笠間書院)、『天平の政治と争乱』(1995、笠間書院)、『古代の王朝と人物』(1997、笠間書院)、『古代史の異説と懐疑』(1999、笠間書院)、『古代の豪族と社会』(2005、笠間書院)、『万葉集とその時代』(2009、笠間書院)、『古代史の謎を攻略する 古代・飛鳥時代篇/奈良時代篇』(2009、笠間書院)、『古代の社会と人物』(2012、笠間書院)、『日本史の謎を攻略する』(2014、笠間書院)、『現代語訳魏志倭人伝』(2014、KADOKAWA)、『思い込みの日本史に挑む』(2015、笠間書院)、『古代史の思い込みに挑む』(2018、笠間書院)、『闘乱の日本古代史』(2019、花鳥社)、『飛鳥奈良時代史の研究』(2021、花鳥社)ほか。

「2022年 『古代政治史の死角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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