ソーシャルデザイン・アトラス: 社会が輝くプロジェクトとヒント

著者 :
  • 鹿島出版会
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本棚登録 : 212
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784306045804

作品紹介・あらすじ

災害復興や生活支援、環境保護の活動にデザインの力が求められている。仮設住宅、給水設備、交通インフラ、景観広告、食育菜園…かたちやアイデアに優れているばかりでなく、地域の人がみずから使える素材や技術で、コミュニティの持続的な安定を図る。社会を見つめた実践者とアイデアの数々-「空腹の人に魚の獲り方を教える」思考で描くソーシャルデザインの世界地図。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいな〜とパラパラ

  • 資料ID: W0169391
    請求記号: 518.8||Y 48
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • これも山崎亮の本「ソーシャルデザイン・アトラス」

    世界中のソーシャルデザインの54事例が綺麗な写真とともに紹介されている。

    コミュニティを結束させる麦わら住宅
    みんなで増築する公営住宅
    社会問題を伝えたくなる景観広告
    ゼロ円ではじめる路上図書館
    「食べられる校庭」の教育革命
    まちを明るくするロープウェイ
    住民が修理できる石と竹の橋
    水くみが楽しくなる遊具

    「ユヌスは『社会問題をビジネスの手法で解決するのがソーシャルビジネス』だという。略 ソーシャルデザインとは『社会問題をデザインの手法で解決すること』」

    主役は市民、住民だが、専門家=デザイナーの役割は大きいな。

    コミュニティデザインは参加のデザインなので、ソーシャルデザインの部分といえるが、むしろ一つの方法なのか。

    コミュニティデザイン以外のソーシャルデザインでは、何を問題とするか、どういう提案をするかについて、専門家=デザイナーにまかされることが多いような気がする。

  • 写真付きで事例集。おもしろかったけど、参考にはそこまで・・・建築とか美術とかのデザイン色が強い。

  • デザインの可能性、何かを成すための意欲、そして人と人が繋がること。
    インスピレーションが刺激されるような内容でした。
    巻末のブックガイド嬉しい。

  • 360||Ya

  • 世界の様々な事例が、写真付きで紹介されていて興味深い内容だった。
    デザインの力を感じることが出来るが、私自身にそのセンスがないので、ピンと来ない点もあった。

  • 興味ある部分のみ拾い読み。

    ①「食べられる校庭」(Edible Schoolyard)
    アメリカ西海岸バークレーのマーティンルーサーキングジュニア中学校の事例は、地域住民が学校駐車場跡地の農園にアクセスでき、中学生がつくる農園を介して、地域とのコミュニティ形成が進んだ

    ②がん患者を受けとめる「家」(Maggie's Centre)
    「死の恐怖の中にあっても生きる喜びを失わないこと」をミッションに、適切な情報提供、社会的なケア、感情面のサポート、金銭面や栄養面のケアを行う機能。
    「がん患者のシェアハウス」といった感じで、病院の敷地内にあるにもかかわらず、「施設」くささをまったく感じさせない建築・空間デザインが秀逸。
    イギリスで5ヶ所、バルセロナや香港でも計画あり。

  • 状態:貸出可
    ※利用対象者:本学の教職員と学生に限ります。

  • Small Scale, Big Change
    すべての教育の基本は「手本」にある。
    「私たちは互いを認め合い、敬わなければなりませんが、その行為を学ぶ最良の場所が家族の集う食卓なのです。」
    「リオにあるのはサンバやビーチだけではない。美しい側面と貧しい側面を持っている。この橋の下では子どもが麻薬をやっているということを知ってほしい」JR

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著者プロフィール

山崎亮(やまざき・りょう)
コミュニティデザイナー。studio-L代表。関西学院大学建築学部教授。主な著書に『コミュニティデザイン』(学芸出版社)、『ソーシャルデザイン・アトラス』(鹿島出版会)、『コミュニティデザインの時代』(中公新書)、『コミュニティデザインの源流:イギリス篇』(太田出版)、『ケアするまちのデザイン』(医学書院)などがある。

「2024年 『新版 生きのびるためのデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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