何日君再来物語

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309004822

作品紹介・あらすじ

戦火に揺れる激動の1930年代に生まれ、いまも日中両国の民衆に愛唱される名歌謡「何日君再来」が負い続ける悲劇の運命とは…?8年の歳月をかけ、ミステリアスな謎を追求した渾身のドキュメント!

感想・レビュー・書評

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  • 1979年。中華街の街角でテレサ・テンが歌うこの曲を耳にした著者は「戦前の日本の曲が流行」という記事を目にしてこの曲の作曲者、作詞者を探す長い取材を始める。 この著書は1988年刊行で古書市で入手。今(2016年)のライターがこの本を書こうと思ったら関係者の殆どが故人で文献を漁るしか術がなかったであろう。 著者は1938年当時の上海をご存知で上海語・北京語も堪能。関係者の何人かにぎりぎり証言を得ることが出来た貴重な著書である。 数奇な運命を辿った何日君再来とそれを唄った周璇の生涯を追ったノンフィクション

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著者プロフィール

福岡県生まれ。北京・邦字紙『東亜新報』の記者などを経て作家に。著作に『夜よシンバルをうち鳴らせ』(福武文庫)、『闇のカーニバル─スパイ・ミステリィへの招待』(日本推理作家協会賞、双葉文庫)、『北京飯店旧館にて』(読売文学賞、講談社現代文庫)他多数。『拉致─知られざる金大中事件』(新潮文庫)は映画「KT」の原作。2012年春、神奈川近代文学館で「中薗英助展」開催。

「2012年 『何日君再来物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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