死刑確定までの七十二日間の獄中生活を綴る、遺された「最後」の日記。
1949年、北海道に生まれる。 1965年、青森県の中学校を卒業後上京、職を転々とする。 1968年、4件の連続殺人事件を起こし、69年に逮捕。以後、獄中で思索や創作活動を開始する。83年、小説「木橋」で第19回新日本文学賞受賞。 1990年、死刑判決が確定、97年、東京拘置所で死刑が執行される。 主な獄中記に、『無知の涙』(1971、河出文庫=1990)、『人民をわすれたカナリアたち』(1971)、『愛か―無か』(1973)など、 主な小説に、『木橋』(1984、河出文庫=1990)、『捨て子ごっこ』(1987)、『なぜか、海』(1989)、『異水』(1990)、『華』(1997)などがある。 永山子ども基金 https://nagayama-chicos.com/ 「2023年 『捨て子ごっこ 永山則夫小説集成2』 で使われていた紹介文から引用しています。」