タイムカプセル

著者 :
  • 河出書房新社
3.21
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本棚登録 : 105
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309016498

感想・レビュー・書評

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  • 進級、就職、バイト。女子大生の日常をリアルな描写で綴った一冊。ゆっくりと、しかし止まることなく進む時間の流れ。生田センセイ独特の文章のテンポも魅力です。

  • 兄弟への就活アドバイスとして。

    珍しいのは主人公は大学2、3年で、いとこが就活中という設定。
    苦しむいとこを見ながら、でも主人公はのらりくらりと生活している。

    ラストもここで終わり??という感じだったけれど

    たった一年で、こうも生活が激変する、というのを表現したかったのだろうか。。。
    仕事が決まれば、いとこも変わり映えのしない退屈な日常に戻るのだろうし

    本当、就職活動中はしんどくて、あの落差は何なのだろう。。。

  • 生田紗代さんは同年代ということで本をみかけたら読むようにしてます。
    図書館で手にとって、一気読み。
    で、なんか読んだことあるなぁ…って思いながら読んでたら
    実際前に1度読んだことがあった(笑)
    すごく読みやすい。
    でも、何を伝えたいのかよくわからない。
    前回読んだときは就職活動ってこんなに大変なの!?って思ったような。

    ***

    2004年12月の感想
    最近自分と同年代(大学生くらい)が主人公の本ばかり読んでいる気がします。
    これもそうです。主人公は普通の大学2年生。
    特に事件があるわけでもなく、日常とその中での主人公の心境が描かれているだけ。
    だけどなんだかいい話でした。
    佐野弟のキャラが好きです。ああいう人なんか好きです。
    主人公も桐ちゃんもなんか好き。
    ホントになんかいいな、って感じの話でした。

  • タイトルのタイムカプセルがいつ、どう出てくるのかな?と思って読み進めました。

    特別な出来事があるわけではないのですが、主人公の日常と、佐野弟と、いとこの就活とか。なんとなく気になって読んでしまいました。

  • 不思議な本でした。

    って言っても何の変哲もないスートーリーだけども。

    大学生の話なのだけど、予想外の展開も、大きな事件もなくて。
    だけど、だからこそなのかな。すごくリアルで親しみみたいなのがわいてくる。

    自分の時間の中に、違和感なく染み込んでくるような。
    刺激がないからこそ、すごく落ち着くような話。

    あと女子大生で「dope nose」を聴いてるセンスがなんか良い。
    この本を読んで思わずパスタを作りました。

    たまにはこういう本を読んでも良いのかなと思いました。

  • ある女の子の日常を盗み見しているような話。
    日常なので特に起伏なし。
    就活に関する描写がリアル。

  • 淡々とした物語。
    話同様、この作者さんは本当に、今時のそれほど興味関心もあまり無い女の子を描くのが上手いなあ。
    個人的には以前読んだ「オアシス」のほうが良かったです。
    それにしても,男性が下着売り場で働いている…というのは…。

  • スーパーで働きたくなって
    おにぎりとミートソーススパゲティが
    食べたくなった

  • 気になる!気になる!
    「佐野弟」の名前はなんなんだ!

    「トーマの心臓」 萩尾望都

  • 久しぶりに怖さを感じた本・・・
    ストーカーとは違った怖さ・・・でも誰かに見られている・・・

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著者プロフィール

直木賞を受賞した恋愛文学の旗手から、早熟の天才少女作家まで。いま、もっとも切実な恋を描く6人の女性。

「2008年 『コイノカオリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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