キシャツー

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 516
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021188

作品紹介・あらすじ

仲間のこと、家族のこと、将来のこと、そして、特別な誰かを想うということ。…それぞれの悩みを海風に揺らしながら、一両編成の電車は、今日もゆっくりゆっくり海岸線を走っていく。じんわり染み渡る汽車通学小説。

感想・レビュー・書評

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  • 北海道の田舎の男女7人夏物語!
    青春サイコー*\(^o^)/*
    「キシャツー」汽車通学のことですよ〜
    わたしも国鉄の沿線が実家なんで汽車って今でも言っちゃいます笑
    ひまわりめろん氏がタイトルへの不満をこぼしてましたが笑「キシャツー」いいタイトルです♪

    キシャツーの6人が夏休みのキシャツー中、浜辺に赤いテントを見つけます。
    どうやらイケメン風の高校生?好奇心から彼に接近した6人は彼のテント生活の事情を知って協力することに…素敵!‼︎皆んないい子(^ ^)
    キャラも良しでストーリーも良し‼︎


    一両編成の一時間に一本だって〜おびさん笑


    • みんみんさん
      SLですってΣ(゚д゚lll)
      キシャツーに憧れます♪
      SLですってΣ(゚д゚lll)
      キシャツーに憧れます♪
      2023/05/01
    • ひまわりめろんさん
      SLて!

      わいもずっとキシャツーやったで!ってみんな汽車、汽車言うてたけどまぁ正確にはディーゼル車だったんだけどね
      SLて!

      わいもずっとキシャツーやったで!ってみんな汽車、汽車言うてたけどまぁ正確にはディーゼル車だったんだけどね
      2023/05/02
    • みんみんさん
      わたし自転車で30分くらい?40分かな笑
      わたし自転車で30分くらい?40分かな笑
      2023/05/02
  • 高校生たちの青春話しかぁ
    と気楽に読み始めたのに
    終盤
    登場した高校生すべて好きになっていた
    幸せな未来を祈っていた

    海が近いって羨ましいな
    幸あれ〜!

  • 事情が複雑な高校生達のお話。期待に違わずって感じで良かったっす。爽やかな気持ちによってなれます。

    本筋ではないけれど、作品の中で美人女子高生が、本を読まない 性格がいい女子高生に語った言葉「小説読んでいたら寝ちゃう人は文字を読んでいるから。
    言葉を読むのよ。言葉を読んでその情景を思い浮かべるの。そうすればマンガを読むみたいに小説が読めるようになる。」
    ってセリフに思わず「そうだよね」って思いました。

  • キシャツー、田舎の海辺を一両で走る電車で通学する仲の良い高校生、東京から探しものを求めて旅する若者、それぞれがいろんなものを抱えこみながら、少し今までとは違う道を意識する。風景と相まって素敵な物語に仕上がっていました。

  • 北海道の田舎の町に、東京から男の子がやってきた。義理のお姉さんを探していて、主人公たちはその人探しを手伝うことになった。

    高校生の素直な感情が眩しい。みんなかわいいなぁ。
    本当に登場人物がみんないい子。進路の悩みや恋愛の話も出てくるけど、それぞれ自分の中で緩やかに消化しようとしている。
    みんなずっと元気で仲良しだといいな。

  • 汽車通学の経験が無いので、新鮮。北海道の原野や海岸を走るローカル線での淡い青春。素晴らし過ぎです。

  • 気持ちよく読めました。その後の話も聞きたくなるのが、欲張りなんですが。
    ついでに、この町は、どこなんだろうと気になる。

  • 小路さん作品2作目。

    北海道の田舎町でキシャツー(汽車通学)をする高校生たちを中心に繰り広げられる人間群像、かな。
    ほわほわとしたあったかい雰囲気の中にいきなり、なかなかないシビアな設定をぶっこんできて、そこがなかなか面白かったです。

    まだ将来のことを考えられないはるか。
    才色兼備で欠点がないように思える紗絵。
    そして、とある目的を持って北海道にやってきた少年・光太郎。
    語り手となる主人公が入れ替わりながら、話はどんどん進んでいきます。
    それぞれバラバラに存在していた登場人物たちが割とすぐに打ち解けてどんどん仲良くなっていく様が、嫌みなく爽やかで、高校生ってこんなかな、素朴でかわいいなと思いました。

    生き方について考えさせられる場面もあり、中高生にもおすすめ。

  • 盛り上がりに欠ける。

  • 【あらすじ】
    うちらは、電車通学のことを、キシャツー、って呼ぶ。一両編成の電車は、今日も、ゆっくりと海岸線を走り続ける。部活に通う夏休み、仲良し女子高生三人組が、砂浜に張られた真っ赤なテントにいる謎の男子を見つけて…微炭酸のようにじんわり染み渡る、それぞれの成長物語。誰しもの胸に刻まれた大切な夏を思い起こす、青春小説の決定版。

    【感想】

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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