- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309024011
感想・レビュー・書評
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小笠原諸島の父島が舞台になった作品。小笠原に行くことが決まっているのだが、楽しみが増した。
大学卒業後、就職せずに過ごしていた瑛介と、仕事人間だったのが燃え尽きてしまったようになった瑛介の父・あまり社交性が高いとは言えない母、仲がいいとは言えないすでに自立した姉という、わだかまりのようなものがある家族が、姉を除く3人で小笠原へ移住し、現地の人たちや自然と触れ合いながら色々良い方向に変化をしていく話。
最後の怒涛さと、まかれた話の種的なものが回収されきっていない感は不思議な感じだが、変化した結果の状態はすべて描かず、現地の人たちとの交流に重点を置いている印象。それでいて、読後は爽やかな感じが味わえた。 -
瑛介があまりに考えなしに家族を巻き込んでいくので心配でしたが、爽やかに纏めてくれて一安心。
若いから出来る事というか、若いからなんとなかったんだろうなという感じの内容ではありますが、変に挫折するよりスカッと読めて良かったです。 -
就活も大してせず、大学を卒業しても働こうとしない息子、仕事人間だったのに急に仕事を休みがちになった父、それをなにも言わず見守るだけの母というちょっといびつな家族。もちろん家族の交流はあまりなし。そんな家族の再生と息子の成長をテーマにした物語。舞台は小笠原諸島父島。自然あふれる土地とそこに住む人たちの温かさが物語の雰囲気を作っている。最後には感動の結末が待っている。
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本当に自然って素晴らしいなと思う。小笠原だけじゃなく多くの島がどんどん盛り上がって欲しい。
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小笠原に行きたくなってきた。そして、コーヒーを飲みたい!
自然しかないっていうけど、自然って毎日違うんだよ!
晴耕雨読 -
父島のコーヒーを飲みたくなる、読後感爽やかな1冊。
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世界自然遺産の島・小笠原に両親とともに移住した瑛介は、島の人々と触れ合いながら、やがてある夢を見つけていく……。きらめく海と自然に抱かれた島での成長と家族の再生を描いた青春小説。
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また行きたい!と思っている小笠原諸島・父島。その風景を思い出しながら読んだ。自分が移住することはないだろう。でも25時間半の船旅と島での時間は自分をリセットするのにちょうどいい。だからきっとまた行くと思う。この本はいつでも行けるわけではない島に空想旅行させてくれた。