- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309027265
感想・レビュー・書評
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全国各地のやや寂れた街で出会った人との会話がメインの旅行記。
風俗嬢と行きずりの女の人ばかりが出てくる。ワケアリの過去の話が多いが、語り口がとにかく軽いのでうっかりそんなものかなと思ってしまう不思議な感覚に襲われる。
筆者のことを知らずに本著を手に取ったが、読み進めるにつれて人となりが少しずつ分かってくる。最後まで読むと、ミステリーを読破した気分にすらなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それぞれの地方の文化や思わぬ成り立ちが知れておもしろかった。しかしこういうジャンルで作家として抜きん出るのはなかなか難しそうだ。
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アメトークでおすすめされていたので図書室で借りて読みました。よかった。人の不幸な話は又聞きやウワサなら笑えるのだけど、直接本人から聞いてるとこたえる...そして闇にひっぱられる。
これからも、書き続けてほしい。
新刊が出たら、購入します。 -
『アメトーク』4月20日放送
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50135983 -
上原善広さんの本は
ついつい手に取ってしまう
なんでもない人の
なんでもない日常を
さりげなく綴っていく、
でも
読み続けていると
なんでもない人の
なんでもない日常とは
実は
とてつもない
その人と独自の日常であり
とてつもなく物語性を
帯びたものであることが
浮かび上がってくる
幸せの形は少ないけれど
不幸の形はその不幸の数だけ
あるのだ
なんていう
ベタな歌謡曲の一節が
思い出される