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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309224442
感想・レビュー・書評
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宮本常一「忘れられた日本人」を大学入学前の春休みに読んだ著者が、その舞台を1990年代に訪ねた記録。
2000年の私家版が、2006年に河出出書房新社より出版されました。
単なる旅行記ではありません。素晴らしい民俗資料でまあります。宮本常一の「忘れられた日本人」もさらに奥深いものとなりました。
最初の出版から22年、この本を読むことができた幸せを、今噛みしめています。ただ、著者に感謝するだけです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は羨ましいな。
ある学者が好きになって、その人の著作を読みこんで、その軌跡を旅して、その資料を収める記念館の学芸員として過ごす。
こういう筋の通った人生は羨ましい。
旅についても、こんなことができるのは羨ましい。
宮本常一にしても、種田山頭火にしても、歩く旅というのはどうやってやっていたのだろうか。宮本常一も野宿をしていたのだろうか。
今時として、バイクだったり自転車だったり徒歩だったり、そういうことをいつかしたいと思っているうちにいい年になった。このままやってみたいと思いつつ死んでしまうのだろうか。
著者が羨ましい。 -
旅の意義を問いたい部分もあるが、宮本のあとを追う熱意がすごい…
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