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- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309226026
感想・レビュー・書評
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とりあえず一連のグノーシス関係読書の最後の一冊となりそう。スキャンダラスに取り扱われることの多かったユダ福音書だが、単なる裏返しのグノーシス的理解だけではなく、のちにキリスト教正統派となる一派への強烈な怒りを感じるというペイゲルスの観方には非常に納得出来るものがあった。その著作を通して感じられる著者の態度─初期キリスト教の有り様を正統派のフィルター越しにではなくありのままで捉えようとしなけらばならないという態度に貫かれた良い解説だと思う。
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『ユダ福音書』の内容もさることながら、これが今まで歴史の中に葬られていたということ、正統とされているキリスト教がいかにたくさんのキリスト教の考え方を殺してきたかということに、知ってはいましたが改めて恐ろしく感じました。自分が正しいということを主張することは、恐いことです。
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