『ユダ福音書』の謎を解く

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309226026

感想・レビュー・書評

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  • 「マグダラのマリアによる福音書」のカレン・L・キングと、「ナグ・マハディ写本 初期キリスト教の正統と異端」のエレーヌ・ペイゲルス。どんな展開になるか楽しみ!

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    「裏切り者か? 最も寵愛された弟子か? 1800年間封印されていた「禁断の書」が今よみがえる!キリスト教はなぜ、ユダを抹殺したのか? 発見されたパピルスに記された、真実とは?」

  • とりあえず一連のグノーシス関係読書の最後の一冊となりそう。スキャンダラスに取り扱われることの多かったユダ福音書だが、単なる裏返しのグノーシス的理解だけではなく、のちにキリスト教正統派となる一派への強烈な怒りを感じるというペイゲルスの観方には非常に納得出来るものがあった。その著作を通して感じられる著者の態度─初期キリスト教の有り様を正統派のフィルター越しにではなくありのままで捉えようとしなけらばならないという態度に貫かれた良い解説だと思う。

  • 『ユダ福音書』の内容もさることながら、これが今まで歴史の中に葬られていたということ、正統とされているキリスト教がいかにたくさんのキリスト教の考え方を殺してきたかということに、知ってはいましたが改めて恐ろしく感じました。自分が正しいということを主張することは、恐いことです。

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著者プロフィール

プリンストン大学教授。著書に『ナグ・マハディ写本 初期キリスト教の正統と異端』(白水社)『禁じられた福音書 ナグ・マハディ文書の解明』(青土社)『悪魔の起源』(青土社)など。

「2013年 『『ユダ福音書』の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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