ドイツ三〇〇諸侯 一千年の興亡

著者 :
  • 河出書房新社
3.64
  • (1)
  • (6)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227023

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【投票者イチオシ】神聖ローマ帝国を色どった各王家についてもっと知れそうな良い本だと思います。https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001111411/?lang=0

  • 安定の菊池良生。神聖ローマ帝国史だけを追っていると脇役扱いの諸侯がたくさん紹介でてきて楽しい。たくさんにした分、一つあたりの密度が薄かったのは少し残念。

  • なんという偶然か。3か月ほど前、個人的な備忘録としてドイツ諸侯家の簡単な系図と歴史をまとめたばかりだったところへ、本書が発売されていたことを知った。
    さっそく購入したが、そのような嗜好を持つ暇人の私にとってさえ、それなりに敷居の高い本だった。ドイツ諸侯家やヨーロッパ史に関する予備知識は、もはや当然のものとして前提されている。ついこの間みずから調べたばかりだというのに、ともすると「!!??」となりがちだった。
    だが。
    よくわからないままさらりと読み流し、ひとときの楽しみを得るだけでも、本書の価値は十分にある。むしろ、本書を動機の一つとして、ここから終わりなき探究の道へ入るのもいいだろう。それだけの面白さがある本である——同好の士にとっては。
    「ついてこられる者だけついてこい」と言わんばかりの著者の姿勢すら、潔く感じられる。好きな人には、間違いなくこたえられない世界である。

    2017/8/27~9/2読了

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学大学院博士課程に学ぶ。明治大学名誉教授。専攻はドイツ・オーストリア文化史。著書に『ハプスブルク家の人々』(新人物往来社)、『ハプスブルク家の光芒』(作品社)、『神聖ローマ帝国』(講談社現代新書)、『ハプスブルク帝国の情報メディア革命─近代郵便制度の誕生』(集英社新書)、『超説ハプスブルク家 貴賤百態大公戯』(H&I)、『ウィーン包囲 オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘』(河出書房新社)、訳書に『ドイツ傭兵の文化史』(新評論)などがある。

「2022年 『ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菊池良生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×