- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309242132
作品紹介・あらすじ
小さい頃から私は売春婦に憧れていた。東電OLはなぜ街に立ったのか?!風俗、AV、レディスコミック、売春・援助交際、小説などを題材に、現代の女性のセクシュアリティの深層に迫る。図版多数。
感想・レビュー・書評
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被虐的嗜好と尊厳の間で引き裂かれる苦しみが伝わってくる。自分のセクシュアリティを見つめ切れていない言い訳めいた感じは多分に残る。しかしそれも含めて、苦しさから逃れたいという気持ちと甘美な性的快感への焦燥として魅力的に感じられた。
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日常で素人のヌードグラビアとか見ていると、結構深刻にこういうことを考えてしまう。自分が同じ女でなかったら、考えることはないだろうことを。
普段は小説ばかり読んでいるので、あまりこういった本を読まないのだけれど、色々新発見があって面白かった。
ちなみに私も同性のヌード(綺麗な人限定ですよ!)に興奮するタイプなので、これはなぜかと昔から思っていたのだけれど…なんだ、みんな同じなのね。マイノリティじゃなくてよかった(笑)。(2002/02/01)
■この本は、男性が読んだらけっこうビックリすると思う内容。男性はきっと女性を「聖女」と「娼婦」の二種類が存在すると思っているに違いない。そして、それを免罪符としているはず。ほんとうは、違うのだ。もし神聖で怠惰な内側をのぞきたいなら、是非読んでみてください。 -
売春論は結構同感…
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2005.7.19-105
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題名の割りには、大半はアダルト的文章が少なかった本です。実際に、夜の社会を歩んでいる方では無いようで一般の女性が一度は感じたことのあるだろうことが書かれています。 女が夜の世界に足を踏み入れる心境その世界に惹かれる想い共感出来る部分が多くあります。 マンガの世界を引用して女性の生き方や心理を説いています。 少女マンガの主人公に描かれるような最後に選ばれる女性より表舞台に立てなくても強く一人で生きていく大人の女性たち・・・そんな女たちの心情を筆者は深く考えているようで私も読みながら「大人の女性」について色々考えました。
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売春、不倫はなぜいけないの?「周囲の人を傷つけるから」という道徳的な論理では納得できなかった私だけれど、この本を読んでそうだったのか!と目からウロコが落ちた。