本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309243801
作品紹介・あらすじ
アドルノにとってベンヤミンとは、ベンヤミンにとってアドルノとは。二〇世紀における最も重要な思想家ふたりの出会いは何を生んだのか。ふたつの思想が生成し、火花を散らす、ベンヤミン論の決定版。
感想・レビュー・書評
-
アドルノが主著である「否定弁証法」に至るには、ベンヤミンとの出会いなしには達成せられなかったことが分かる本。アドルノのベンヤミン評の中にこそ、彼が目指した思考、哲学を垣間見ることができるので、アドルノのことを知りたいならば読んで損はないと思いました。
しかし、こういう友人に恵まれるというのは羨ましい。羨ましいけれども、同時にその喪失を味わい尽くさねばならなかったであろうアドルノの悲哀の深さを思うと、感涙もの。彼が目指したのは友人であるベンヤミンだったのだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示