原因と結果 36の法則

  • 河出書房新社
3.22
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309246123

感想・レビュー・書評

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  • 新緑の季節、気分も新たに何か新しいことに挑戦したいと、僕は毎年この頃に何かを始めます。

    20代の頃は大分市に住んでいたので、別府の温泉巡り同好会、湯布院の乗馬教室に通いましたが、運転が苦手で続きませんでした。30代は子供とバーベキューやキャンプ。これも虫が嫌で数回で挫折。40代は健康に気を使いスポーツジム。これも月謝ばかり払い数か月で終了。50代は郷土を知ろうと長崎学講座へ。歴史は難しく二回で自然退会。他にもいろいろありますよ。ピアノ、お茶、お花、経営者養成講座、シナリオ教室、早朝野球…。

    「また、お金が…」と家族から呆れられ、「トライすること自体が大切なんだ」と、涙目で反論します。それでも僕と同じように、多くの人が新しい季節に何かに挑戦しようとします。趣味の講座やセミナーの新聞広告が入り、書店には「自己啓発本」が並びます。タイトルはこんな感じです。

    「自分の可能性を伸ばす~」「30代でやるべきこと~」「幸せになるための~」
    「できる上司なるには~」「年齢より若く見られる~」

    思わず手に取ります。読んでみるとなるほど、なるほどと共感し、何かにトライしようと思い、また習い事をはじめるという悪循環に陥る僕ですが、人は元来「自己啓発」が好きなのです。自分の能力を高め、精神的な向上を目指し、頑張ろうとする生き物だと思います。だから人類はここまで発展したのでしょう。
     
    実は、「自己啓発」の考え方の原典とも呼ばれる本があります。聖書の次に世界中で売れている本があります。ジェームズ・アレンの『原因と結果の36の法則 (原題: As A Man Thinketh) 』。多くの自己啓発本がありますが、源流をたどるとこの本に行きつくといっても過言ではありません。とてもシンプルで読みやすい本です。いくつか抜粋します。

    「人は心の中で考えている通りの人間である」

    旧約聖書から引用した言葉だそうですが、人は四六時中何かを考え、結果、考えている通りの人間になる。例えば、僕が毎年何かにいろいろ手を出して様々な経験を文章にしたいと思っていたら、結果、このコラムを担当する機会を得た…、こじつけですが(笑)。

    「どんなに偉大な業績といえども最初はただの夢にすぎない」

    つまり、夢を抱かないと人生は始まらないということです。新しい季節に夢を抱き自分を信じて何かを始めることが重要なのです。

    「人は自ら変容、刷新させる力を自分自身の内側に擁している」

    勇気づけられる言葉ですね。コロナ禍で厳しい状況が続き、新しい季節に新しいことを始めるのも容易ではありません。でも、自分自身の中にはまだまだ力があると信じて、僕は今年も何かにトライしてみようと思っています! ホッホホ~。三日坊主でもいいじゃないか~。

  • ここのところ、ジェームズ・アレンを読んでいる。この本は、前半は著者のエッセイ、後半はすでに刊行されているものの再収録らしい。

    エッセイは、へー、こういう風に考える人もいるんだな。というくらいの気軽な感じで読めた。
    後半は、一部知らない内容もあり、よかった。

    最初、ジェームズ・アレンを読んだ時は、厳しいという印象だったけど、何度も読んでいるうちに、浸透してきた気がする。

  • 新緑の季節、気分も新たに何か新しいことに挑戦したいと、僕は毎年この頃に何かを始めます。

    20代の頃は大分市に住んでいたので、別府の温泉巡り同好会、湯布院の乗馬教室に通いましたが、運転が苦手で続きませんでした。30代は子供とバーベキューやキャンプ。これも虫が嫌で数回で挫折。40代は健康に気を使いスポーツジム。これも月謝ばかり払い数か月で終了。50代は郷土を知ろうと長崎学講座へ。歴史は難しく二回で自然退会。他にもいろいろありますよ。ピアノ、お茶、お花、経営者養成講座、シナリオ教室、早朝野球…。

    「また、お金が…」と家族から呆れられ、「トライすること自体が大切なんだ」と、涙目で反論します。それでも僕と同じように、多くの人が新しい季節に何かに挑戦しようとします。趣味の講座やセミナーの新聞広告が入り、書店には「自己啓発本」が並びます。タイトルはこんな感じです。

    「自分の可能性を伸ばす~」「30代でやるべきこと~」「幸せになるための~」
    「できる上司なるには~」「年齢より若く見られる~」

    思わず手に取ります。読んでみるとなるほど、なるほどと共感し、何かにトライしようと思い、また習い事をはじめるという悪循環に陥る僕ですが、人は元来「自己啓発」が好きなのです。自分の能力を高め、精神的な向上を目指し、頑張ろうとする生き物だと思います。だから人類はここまで発展したのでしょう。
     
    実は、「自己啓発」の考え方の原典とも呼ばれる本があります。聖書の次に世界中で売れている本があります。ジェームズ・アレンの『原因と結果の36の法則 (原題: As A Man Thinketh) 』。多くの自己啓発本がありますが、源流をたどるとこの本に行きつくといっても過言ではありません。とてもシンプルで読みやすい本です。いくつか抜粋します。

    「人は心の中で考えている通りの人間である」

    旧約聖書から引用した言葉だそうですが、人は四六時中何かを考え、結果、考えている通りの人間になる。例えば、僕が毎年何かにいろいろ手を出して様々な経験を文章にしたいと思っていたら、結果、このコラムを担当する機会を得た…、こじつけですが(笑)。

    「どんなに偉大な業績といえども最初はただの夢にすぎない」

    つまり、夢を抱かないと人生は始まらないということです。新しい季節に夢を抱き自分を信じて何かを始めることが重要なのです。

    「人は自ら変容、刷新させる力を自分自身の内側に擁している」

    勇気づけられる言葉ですね。コロナ禍で厳しい状況が続き、新しい季節に新しいことを始めるのも容易ではありません。でも、自分自身の中にはまだまだ力があると信じて、僕は今年も何かにトライしてみようと思っています! ホッホホ~。三日坊主でもいいじゃないか~。ホッホホ~。フクロウ館長より。

  • 全④巻の大事な部分をピックアップしているのかと思ったのですが、心を打つのは場所は人それぞれなので、私はこの本よりも個人的にまとめたものを役立てています。

  • アメリカで100年近く読み継がれてきた本らしい。

    書かれていることは、かなり抽象的、概念的なので、時代を超えて読み継がれてきた理由もわかる。

    気に入った言葉
    23の法則:どんなに偉大な業績も、最初はただの夢に過ぎない。

  • 「人は自らを刷新させる力を自分自身の内側に擁している」
    〈5つの悪習を断ち切る言葉のしつけ〉
    ①他人を中傷する癖
    ②噂話にうつつを抜かす習慣
    ③口汚い言葉を吐く癖
    ④軽薄な言葉使い
    ⑤他人をあら探しする癖

  •  人は、外部や環境に、自分がうまくいっていないことの原因を見出す。しかし、人に起こるすべてのこと、置かれている環境や現状は、すべて、自分で蒔いた種なのだ。良いことも、悪いことも、すべて自分に原因がある。それも、自分の心の中、内部に原因がある。
     原因と結果の法則では、現在自分の置かれている状況が自らの思考(思考による習慣)の結果である、ということに気づくことを出発点としている。あらゆる人生の出来事の根本原因を思考に求める還元主義的な手法であるといえる。
     自分の環境や状況に不平不満をもらし、悪い思いにとらわれるのではなく、まず現状を受け入れ、感謝し、自分を変えながら、最善を尽くす。理想と目標を抱きながら、最善を尽くす。そうしていれば、おのずから、外界も変わるものである。周囲の環境を変えるのではなく、自分を変えることが重要である。

  •  著者が亡くなったのは1912年。死後100年以上経った今でも、彼の著作は人気を失わず、世界中で読み継がれています。
     訳者は著者がこれほどまでに多くの人に愛されている理由について、『彼の言っていることが普遍的な知恵を含んでいるから』だと述べています。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=2115

  • No.552

  • 今ある自己啓発書のほとんどは、ジェームズアレンや、その後の、デールカーネギーの書いた事を焼き直した物と思う。やはり古典がいい。

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著者プロフィール

1864年、イングランド中部レスターに生まれる。家業は靴下編み工場だったが、15歳のとき渡米した父親が亡くなり、学校を退学して自らも靴下編み工場で働く。17歳のときに父親の蔵書だったシェークスピアに没頭。その後、労働以外の時間をすべて読書にあて、エマーソンやトルストイを読みふける生活を続けた。25歳の頃、故郷のレスターからロンドンに移り、個人付き秘書として働きながら、執筆活動を始める。1902年、雑誌「The Light of Reason」を立ち上げ、その編集にあたるのを機に執筆に専念。29歳でリリーと結婚。ロンドンからイルフラクームに居を移し、生涯ここで暮らすことになる。1912年に48歳で亡くなるまで、本書をはじめ19冊の著書を刊行。後の世界に広範な読者をもつ。

「2019年 『人は考えたとおりの人間になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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