- Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309251523
感想・レビュー・書評
-
ウイスキーの蒸留所でネズミ捕りを生業にした猫の回想記。「わし」の育ての親で、師匠で、友人で、愛しい女(ひと)と、蒸留所でのできごとを語り口調で記した1冊。映画化も検討されていたけれど、頑として断りつづけたという話が綴られたC.W.ニコルのあとがきも(☆2.5)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウイスキーの話とニコル氏に興味があり手に取る。ウイスキー醸造所のウイスキーキャットが主人公の話。内容としては小学生向けのシンプルな内容なので、読み物としては物足りない。
-
猫好きでウイスキー好きの私には思い切りストライクな本でした。
静かな秋の夜にスコッチを舐めながら読んで下さい。幸せな気持ちになれます。1984年版であれば写真も素晴しいです。 -
スコットランドではかつてウイスキー蒸留所で猫を飼っていた。
ペットとしてではなく「用心棒」として、である。
スコッチウイスキーの原料は麦。
当然、ネズミや鳥類の格好の餌になる。
そんな「害敵」から大事な財産を守る為人間は猫の力を借りたのだ。
この「ウイスキー・キャット」こそが「エネミー(害敵)」と闘った猫にゃんなのである。
このお話は、猫の目線から描かれている。
C.W.ニコル氏の文体は老人(老猫)で語られており、およそ可愛いとは言い切れないが(笑)、猫っぽさが伝わってくる(かな?)
この本ではかなり詳細にウイスキー蒸留所の風景が描かれている為、ウイスキー造りを知らない人が見るとひょっとすると「?」が飛び交うかもしれないね(笑)
お話の主体は作り話なのだけれども、その中に出てくる土地や猫にゃんの中には実在しており、決してこの話はただの作り話ではないと分かって貰える(と思う)
ネコとウイスキーをこよなく愛する僕は、この本は必携である(笑)