- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309255293
作品紹介・あらすじ
芸術家たちの生き生きとした愉快なエピソードが満載。彼らの違った側面が浮かび上がり、楽しく記憶にとどめることができる画期的なルネサンス美術の入門書。
感想・レビュー・書評
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ルネサンスの巨匠11名の個性溢れる、作品と様々な人生。
ルネサンスとは? プロト・ルネサンス・・・ジョット
初期ルネサンス・・・ブルネレスキ、ドナッテロ、マザッチョ、
ウッチェッロ、フラ・アンジェリコ、
フィリッポ・リッピ、ボッティチェリ
盛期ルネサンス・・・レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、ラファエロ
オールカラーの作品画像と個性あるイラストがたっぷり。
ルネサンス期芸術家年代グラフ 師弟・友人・ライバル相関図
巨匠たちの悪魔表現比較・・・等々の面白知識が楽しい。
参考文献、コラム有り。
ルネサンスとは?ヴァザーリの『芸術家列伝』を基に、
ルネサンスの画家たちの作品と人生を楽しく紹介。
前時代のビザンチン美術とルネサンスとの比較、
プロト・ルネサンスから盛期ルネサンスまでの流れと、
位置する芸術家たちの作品や略伝が分かり易く、
エピソードもたっぷり盛り込み、楽しいイラストと共に、
紹介されています。ルネサンス入門書としても良い内容です。
また、ルネサンスと言えば、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、
ラファエロが目立ちますが、『芸術家列伝』を基にと
いうこともあり、他の芸術家についても紹介されています。
ライバル関係ガチガチのブルネレスキVSギデルティ。
清廉で信仰第一の画僧、フラ・アンジェリコがいれば、
スキャンダルな破戒僧、フィリッポ・リッピもいる。
そして『芸術家列伝』の著者ヴァザーリも。
それぞれ個性溢れていて、実際の作品を鑑賞してみたくなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<閲覧スタッフより>
ダ・ヴィンチやラファエロ等、ルネサンスの巨匠たちの性格や作品をコミカルなイラストで紹介。巨匠たちの似顔絵や笑えるエピソードがほほえましく、芸術に詳しくなくても最後まで飽きません。個人的にはブルネレスキが面白かった。
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所在記号:702.37||スキ
資料番号:10224640
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ジョルジョ・ヴァザーリ(1511−1574)の「芸術家列伝」をもとにルネサンス期の芸術家をイラストで紹介している。
プロトルネサンスのジョット(1266頃−1337)から盛期ルネサンスの3巨匠(レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ボナーティ、ラファエロ・サンティ)までの芸術家をわかりやすく解説してある。
サンタ・マリア・デル・フィオーレの大聖堂(ドゥオーモ)のクーポラとランタンを建築したフィリッポ・ブルネレスキ(1377−1446)はすごい。数年前にフィレンツェに行き実際に登ったことがある。
ドナテッロ(1386頃−1466)のマグダラのマリア」とサンタ・マリア・デル・カルミネ教会ブランカッチ礼拝堂の壁画装飾(夢の共演:マザッチョ、マゾリーノ、フィリピーノ・リッピ)を見てみたい。 -
おもしろかった。レオナルドダヴィンチと聞くと、才能の神様のような存在感だったけど、人間らしい(当たり前なのだが)エピソードが多くすごく身近に感じました。
しかし、ルネッサンス期の偉人たちの仕事のスピード半端ないです。ああいった絵画やフレスコ画を実際どのように書いていたのか、見てみたかったなー。(あの時代にタイムスリップしたい) -
キャラ付けし、漫画化することで、教科書的な知識が肉付けされる。同時代人を描いた様々な漫画・小説作品への補完にも良い。
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この本、おもしろーい。
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ヴァザーリ『芸術家列伝』をさっくり漫画化。ヴァザーリの書いたことは全てが真実とは言えないが、それでもよく紹介されてると思う。初期から盛期ルネサンスの流れがわかるのもいいし、ルネサンス三大巨匠以前の芸術家の紹介があるのもいい。ヴァザーリの本文も読んでみたくなるな。
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可愛いイラスト、簡潔なページ設定でとても分かりやすかったです。一人一人に焦点をあてても結構な人数の画家さんがいたなぁ。ボッティチェリにふいたw