定本・野田秀樹と夢の遊眠社

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 30
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309261881

作品紹介・あらすじ

1976年の旗揚げから92年の解散まで、野田秀樹が作劇・演出・演技論を含め自分自身のすべてを書きつけてきた187冊の大学ノート-。そのエッセンスに加え、全作品の詳細なデータと舞台写真を網羅。

感想・レビュー・書評

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  • 野田秀樹が主宰していた劇団夢の遊眠社の旗揚げから解散までの全公演データと、彼が書き綴った大学ノート187冊の日記や演技論などをまとめた、解散記念(?)本。
     
     夢の遊眠社が解散を決定した時、確か私はまだ中学生で、解散ニュースを見て初めて野田秀樹を知りました。生まれた場所が文化も何もない、田んぼしかないド田舎で、初めてTVで見た彼の舞台をみて、心が熱くなったのを覚えています。
     この定本は487ページもあり、値段も5,000円近くしたので、高校生の頃、図書館に勉強に行くといっては、野田秀樹に少しでも近づきたくて、閉館までずっと読みふけっていました。大学生になり、初めてのバイト代で購入した時は、嬉しくて嬉しくて、一緒に寝ました。(こわいですね~)

    今、運よく大好きな舞台のお仕事をできているのも、この本が私に与えた影響が今もなお、続いているのだと思います。

  • この本を読むたびに、トイレで嘔吐する。

    初めて読んだのは大阪芸大で芝居をしていた、20歳くらいの頃だったか。
    あの頃は自分はすげーやつなんだと、芝居で食っていくんだと、声を大にして語っていた。

    だけどどうだい。

    たかが一冊の本を読んだだけで、涙と嘔吐が止まらなくなった。
    図書館で泣いたよ。悔しさ?情けなさ?なんで泣いてるのかすらよくわかんねー。とにかく涙が止まらない。

    それから俺は芝居を辞めた。
    あの頃の俺を殺したのは、この本だ。
    それだけ破壊力のあるものだった。


    だから俺はオススメしない。
    読むならば、覚悟をもってして読め。

  • でかい、おもい、わからない。でも好き。

  • 信じられん!…と思いました(爆)モノゴトを創作していく過程のメモを見るのって好きなんですが、次元が違いました。

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著者プロフィール

2018年10月現在
東京芸術劇場芸術監督、多摩美術大学教授。
劇作家・演出家・役者。

「2018年 『野田秀樹×鎌田浩毅 劇空間を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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