1杯のカフェの力を信じますか?

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 89
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309269207

感想・レビュー・書評

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  • アパレル業で失敗した佐藤氏が、バルニバービという会社を立ち上げ飲食業としてカフェを開業する物語。

    ・自分の仕事や職場に不満や疑問を感じている人間、そこで目標を持てない人間と一緒に働いても、生まれるものはなにもない。

    ・人は誰でも、自分が好きで心地よいと思える場所で働くのが一番幸せだ

    ・人生は”苦楽しい”もんなんや。お前が今日、そんなに苦しかったんなら、きっと明日は楽しい日や。必ず楽しい明日が来るんよ。それを信じて、ここを乗り越えて行け。

    ・神様、仏様、キリスト様、全部動員して祈りたい気持ちだった

    ・自分がここにいることの意味を確認できた気がして、どこか嬉しく、爽快な気分だった。しかし、それは、裏を返せば、ぼくが自分自身の存在感の無さに空虚なものを感じていることの証だった。

    ・自分がこれまでに大事に守ってきた事業信念をなおざりにされたことが許せなかった。自分たちがわくわくするような面白い場所を作りたいのだ、そうやって楽しめる場所にすれば、必ずお客様に楽しんでもらえると信じてやってきた

    ・本来はスタッフが成長し、店を任せられる人材が育ったところで、彼らを一段高めるための受皿として店を作るべきなのだ。それなのに、先に店を作ってしまい、後から慌てて埋め合わせていては、自分たちの思い、スピリッツなど店に込められるわけがない。

  • カフェに関する本を選んでこの一冊に出会いました。
    カフェを軌道にのせるためには、自分の頑張りだけではどうもできないことや、助けてくれる人がいないと到底達成できない道なのだというのが伝わりました。

    読みやすく、内容にぐんぐん惹きこまれました。
    丸の内のお店など行けそうなカフェに足を運んでみたいと思いました。

    いいお店、と感じるお店って案外探すと少ない感じがしますが、この本を読むとわくわくするお店があるのだなと楽しみになります。

  • バブル期絶頂期の挫折を乗り越えて大阪南船場にカフェを開業する話です。
    一人の経営者の半生を物語・小説風に書いているのでとても読みやすく、前向きな気持ちになれますが、1500円という値段を考えると☆3つです。

    経営者の熱い思いが込められていて、これだけ熱い思いを持つ人がどういう店をやっているのか興味がわきました。

  • 勢いのある実業家の実話。
    グイグイ引っ張る力はあるけれど、ちょっと詰めが甘いあたり、完璧でない点に人間らしさを感じる人柄が透ける。

    想いは重要
    人はすぐ過去を忘れて調子に乗る
    やってみないと始まらない

    自分自身、公私ともに最悪の時期に読んだこともあり、めげずに夢に向かう筆者に少し励まされた気がしました。

    そして独立開業は難しい。

  • 2009/
    2009/

    東京のカフェ
    http://www.cafe-master.com/top.html

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