カラー図解 楽器から見るオーケストラの世界

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 59
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309272184

作品紹介・あらすじ

ベルリン・フィルとウィーン・フィルの音色はなぜ違う?使用楽器や編成の歴史から、オーケストラの独自性や歴史的背景、その魅力が浮かび上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 『名曲の暗号』が良かったのでこちらも読んでみる。オケの編成が徐々に拡大してきたことが配置図やスコアで説明されていて、分かりやすい。管楽器の写真がたくさん載っているけれど、クラリネットやトランペットの「管違い」は、単独で見せられたらどれだかわからないな。管楽器の人からすればVnとVaもそう見えているのかも。

  • オーケス「トラ」の本

  • バッハやモーツアルトの時代では、オーケストラの配置・楽器等が現在と違っていたことをご存知でしょうか。本書ではオーケストラの歴史的配置・楽器、それらの国による違い等が写真とともに紹介されています。

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000946104

  • オーケストラの配置や使われる楽器たちの時代による変容が書かれていて、なかなか面白かった。楽器の違い(B管とC管とか言われてもそもそもよくわからず)については、やっぱりよくわからなかったけれど、トランペットとか言っても、いろんな種類があるのにびっくりした。後、世界のオーケストラについての紹介はとても面白かった。歌劇場のオーケストラとシンフォニックオーケストラの違いなども初めて知った。もう少し初心者にも分かりやすかったら・・・とは思うのだけれど、難しいのだろうな。

  • 『カラー図解 楽器の歴史』『カラー図解 楽器から見る吹奏楽の世界』に続く第三弾。
    バロック期から使用されていた楽器での演奏CDと、現代の楽器での演奏CDと聴き比べができるよう取り上げられていることで、より楽しめる要素が詰まっていた。

  • 【推薦文】
    オーケストラ入門書は数多くありますが、これは非常に読みやすく写真も豊富です。
    これからオーケストラ聴いてみようかなと思う人にもオススメですが、既に好きでよく聴いている人も、この本を読むと「そうだったのか!」と改めて音楽や楽器の奥深さに気づかされる一冊だと思います。
    (推薦者:建築専攻 D2)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-一般図書 764.3/Sa

  •  トロンボーン奏者でもあり、多くの音楽雑誌の執筆も行っている佐伯茂樹さんの著書。

     各時代、17世紀後半、ヴィヴァルディやヘンデルの編成から、現代に近いマーラーやラヴェルの編成まで、時代ごとの特徴がカラーで図解されていて分かりやすいです。
     また、世界の有名オーケストラ、ベルリン・フィルやウィーン・フィル、フランス国立管弦楽団など、様々なオーケストラの編成やその国ならではの楽器を紹介されています。
     ドイツなどのオケではファゴット、フランスのオケではバスーンと、似て非なる楽器を使っていることがあるのは知っていましたが、それが予想外にたくさんあって驚きました。

     一般的なF管B管のダブルホルンがドイツ式ホルンだってことや、ナチュラルホルンを母体に発達してきたフランス式ホルンや、独特の構造を持つウィンナヴァルヴを使ったウィーン式ホルンなど、カラー写真を見ているだけですごいなあとオイラ一人だけ興奮の坩堝です(´Д`)
     この本のホルンの写真でだけ興奮しているのは、オイラが素人ホルン吹きだからです。今は楽器の掃除だけやってこれでいっか、って終わっちゃってる感じです。(´・ω・`)

     あっ、ホルン以外の楽器も詳しく書いてあります。(・∀・)

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著者プロフィール

早稲田大学卒業後、東京藝術大学でトロンボーンを学ぶ。現在は、ピリオド楽器を中心に演奏活動。一方、数多くの音楽雑誌で記事や論文を執筆。管楽器全般の研究でも知られており、放送大学の講義ビデオ、NHKテレビの「N響アワー」「らららクラシック」に出演。東京藝術大学古楽科、浜松市楽器博物館、福岡古楽音楽祭、日本ワーグナー協会などの招きで講演会をおこなった。


「2017年 『ピリオド楽器から迫る オーケストラ読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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