- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309276359
感想・レビュー・書評
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「1972年18歳の時に『りぼん』10月増刊号「獅子座うまれのあなたさま」でデビューし、1974年6月号「たそがれ時にみつけたの」が『りぼん』に初掲載されると、瞬く間に人気を得て、1980年代にかけて『りぼん』の看板作家として活躍した陸奥A子。アイビー・ルックを着こなした背の高いメガネ男子や、一生懸命でまっすぐな“かわゆい"女の子が描かれた“おとめチック"な世界は、読者から熱狂的に支持されました。
片思い、教会、なかよしカップル、クリスマス……おとめチックな要素がちりばめられた人気作品が満載の1冊です!」
☆収録作品
ソリの音さえきこえそう
たそがれ時に見つけたの
ハッピーケーキの焼けるまに
黄色いりぼんの花束にして
おしゃべりな瞳
たとえば私のクリスマス
冬の夜空にガラスの円盤
すこしだけ片想い
オリオン座から流星にのって
Sweet Party
わたしと漫画(描き下ろし)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
陸奥A子の乙女ちっく傑作選。どの話も優しくて暖かくて悪い人が出てこない。この春のまどろみのような世界にずっと浸っていたいなあ。絵も可愛くて大好きです。
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母の影響で好きな陸奥A子作品。
ただただ懐かしく思いながら読んだ。
「ソリの音さえ聞こえそう」
単行本未収録。幼馴染みと再会って王道できゅん。
「たそがれ時に見つけたの」
本田くん人形可愛い。
「ハッピーケーキの焼けるまに」
チューリップから生まれたスキャットと若返った博士。穏やかで微笑ましい。
「おしゃべりな瞳」
年上幼馴染みの登場で、ボーイフレンドとのすれ違い切ない。行雄さん優しい。
「冬の夜空にガラスの円盤」
珍しいSF。この雰囲気が大好き。
「オリオン座から流星にのって」
インディアンの王子様を待つという珍しいタイプの女の子で面白い。 -
★をいくつつけても足りないぐらいの1冊。
世代的に、まさに乙女チック路線世代だし。
もう、たまりません。
胸を躍らせて読んでいた頃に思いをはせてしまう。
今の子たち、こういうものの良さを分かってくれるのかな。
分かってほしいな。 -
代表作「たそがれ時にみつけたの」をはじめ、今は読むことできない名作をセレクト。書き下ろし、単行本未発表作収録。独特な「おとめ」な世界観は今こそ新鮮!疲れたこころが癒されます!