- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309277882
感想・レビュー・書評
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確かに大手編集会社の話は多い。この会社も儲かって欲しいが本は高いと買いづらいのはその通りで、薄利多売と働きがいを両立させるには……みたいな悩み事は全部この本に書いてある。主人公とお酒飲みつつ語りたい。
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小さな出版社を舞台に出版社の編集と営業のイロハがわかる。
キラキラした舞台でなく、ブラック環境だが絵柄でエグくなく読める。サクッと読めるので、仕事に慣れ始めたものの、毎日忙殺されている新人に読んでほしい一冊。 -
川崎昌平さんの本を続けて読んでいます。
編集者として仕事をしながら描いていた漫画はこれ。
メジャーな出版社の劇的なストーリーではなく、
弱小出版社の実情が分かる、当事者でしか描けない話。
耳慣れない用語も丁寧に説明されていて、
漫画と読み物のバランスがとてもいい感じ。
シンプルな絵柄ながら、2巻の展開はなかなかスリリングで(笑)
現実とリンクしているところも面白かった。
なんでF橋図書館は、この2冊をそれぞれ別の館が収蔵してるのだ。 -
本の雑誌、漫画特集から。同人誌発ってことだから、絵の感じはこれで納得。内容も、小さな出版社の実態が垣間見れて良し。なかなかに興味深いものでした。
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漂う虚無感。
編集者の日常です。
何のためにやるか、どこまでやるか、どこで手を打つか…。
抱える悩みは図書館とも通じるものがありますね。
もとから商売じゃない図書館と違い、商売のはずの出版で、儲けを考えられない慈善事業みたいになってるのは辛い話ですが…この虚無感はその辺りからもやってきてるような気もします。 -
出版社勤務の主人公が、原稿を取って
チェックして、一冊の本にするまで。
なかなかに工程が大量です。
そしてそのひとつひとつ、きちんと説明がついています。
業界に勤めたいと思う人や、興味のある人は
読むといい知識になりそうです。
本屋に注文すると、何故本が遅くなるのか、の
謎も解き明かされました。
言われてみて納得、な理由でした。
たしかに、1冊のためには…です。 -
重版出来を読書するなら、重版未定はマスト!出版業界のリアルはそこに。
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かっちょええ。
リアリティー! -
本の出版についていろいろわかって面白い。
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2018/06/09 読了
デフォルメ、マイルドな・・・マイルド?
人物描写だからいいけど
実際の出版、編集業界ってもっと殺伐!としているんだろうなあ
今この時代だと余計に生き残りをかけたデスレースに対して
本は増え続けていくし
本が好き!だけじゃきっと息が詰まる業界なのだろう。
「現実」を見た。
出版社に夢見たこともあったけど、いや全てが過酷だとは思いたくもないけど
業界の現実を容赦なく突き付けていく
こういった本は知識として読んでいきたい。