美術ってなあに?

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 176
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309278315

感想・レビュー・書評

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  • 美術は難しそうで敷居が高いイメージがあったが、この本は読みやすそうだなと思って手に取った。表紙のイラストも可愛い。古代エジプトの壁画からバンクシーまで幅広い時代の作品、また、絵に限らず彫刻やその他の展示品まで紹介されている。一つ一つの絵を細かに解説というよりは、いろんな作品が1冊にぎゅっとまとまっているので、美術をざっくり知りたい人には、おすすめだと思った。

  • テーブルに置いておくと、表紙が気になってか子供たちが見始めます。
    私もふむふむといいながら一緒に読みました。

    モデルさんをお風呂に入れて描いてたら、モデルさんカゼ引いちゃったんだって。なんて話しながら。


    写真で淘汰された画家もいたのかな、と想い、現代のAIと重ねてしまいました。

  • 写真の発明により、芸術家の技法もどんどん変化していった。アートって何でもあり!がありすぎて、よくわからないなぁと思っていたけれど、時代背景やどんな考え方を元に描かれたものなのか、簡単にとっつきやすく説明してくれている。モデルの目線や絵を未完成にした理由など、知らないことがたくさん!

  • 美術のおもしろさが伝わってくる!
    子どもたちはもちろん、大人にもおすすめしたい。美術好きの人にも、よくわかんないという人にも。

    なんでイケメンの像ばっかりなの?
    なんでこんな怖い絵わざわざ描くの??
    なんで裸なの???
    などの素朴な疑問を通して、素直な気持ちで絵や彫刻などを鑑賞できる。ちゃんと答えてくれているけど、変に答えを決めつけているわけじゃないところがすっごくいい。色々なジャンルを扱っているところもナイスだし、時代背景や〇〇派など難しそうなところも今まで読んだどの本よりわかりやすかった。
    中でも特にいいなと思ったのは、「なんで美術館ではしゃべっちゃいけないの?」という話。こういうのも扱うんだ〜と思いつつ読んだら、その答えが「絵から音が鳴っていたり、絵が喋っているから」「(偉い人が描かれた絵の世界観に入りこんで、登場人物らと一緒に)敬意を払うため」など複数あり、どれも納得できる、かつ素敵な説明だった。子どもに説明する機会があったらこの本を見ながら伝えたい!

    私はだいぶ美術好きなほうの大人だと思うけど、それでも知らないことをたくさん知れた。それに、好きだからこそ頭がガチガチに固まってしまっていたと気づけた。
    やっぱり美術っておもしろいな!すごく好きだな!楽しいな!と思えた。難しいことぬきで純粋に。美術は自由なんだ!ってことも思い出せてよかった。創作意欲がわいてきたかも……

  • 図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。長女が幼い頃から芸術の種は植えてこず、結果今あまり興味を持っていない。種を植えて実がなる、と実感中。そのためには、私が種を持っていなきゃならんかったのよね。

  • 新入生におすすめの本2022

    所蔵状況の確認はこちらから↓
    https://libopac.akibi.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2001013765

  • なるほどなぁ。

  • タイトルの通り、美術を考えるきっかけの本。体系だってはいないけれど、ひとつひとつが平易で読みやすい。
    2020/5/16

  • 子供ながらの質問があると思うんだけど、それは今まであまり美術鑑賞してこなかった大人も抱く疑問であったりするのだ。

  • 子どもが読める、美術について考える、とか観賞のしかた、みたいな本はあまりないので、これは買い!ですね。
    小・中・高で使えます。

    2018/11/27 更新

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著者プロフィール

美術史家、作家、アーティスト、ジャーナリスト、英国王立技芸協会フェロー。美術史、実用美術、歴史に関する100冊以上の著書がある。邦訳書に『世界をゆるがしたアート─クールべからバンクシーまで、タブーを打ち破った挑戦者たち』(青幻舎)、『5歳の子どもにできそうでできないアート─現代美術100の読み解き』(東京美術)、『美術ってなあに?─ “なぜ”から広がるアートの世界』(河出書房新社)。雑誌記事、美術館やギャラリーのウェブ用の資料も執筆しており、世界中の学校、大学、美術館、ギャラリー、企業、芸術祭、美術団体などのためにワークショップや講義を主宰・提供している。ラジオやテレビのニュース番組、ドキュメンタリー番組の常連コメンテーターであり、『インディペンデント』紙のNo.1アートライターに2度選出された。

「2023年 『細部から読みとく西洋美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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