10数年の幽閉生活から脱出したモラヴァジーヌの行く先は…!?世界を巡る奇妙で痛快な「旅する文学」、待望の復刊。
ブレーズ・サンドラール…1887‐1961年。スイスに生まれる。幼少時から、イタリア、ロシア、ドイツなどを転々とし、パリに落ち着く。創作活動の傍らシャガール、レジェ、モディリアニなどの画家たちと交流し、1912年に発表した長篇詩『ニューヨークの復活祭』は、アポリネールにも影響を与えたとされる。第一次世界大戦ではフランスの外人部隊で従軍するが、戦闘中に重傷を負い、右腕を失う。1916年フランス国籍を取得、1919年に第一詩集『全世界』を発表。邦訳が出ている作品に『黄金』(白水社)、『モラヴァジーヌの冒険』(河出書房新社)、『パリ東西南北』(月曜社)などがある。 「2022年 『世界の果てまで連れてって!…』 で使われていた紹介文から引用しています。」