サラダ記念日 (河出文庫 227A BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 2613
感想 : 209
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309402499

感想・レビュー・書評

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  • 今日は何の日でサラダ記念日という日があってそういえば読んでいないと手に取りました。
    附箋
    「八月の朝」より
    『この曲と決めて海岸沿いの道とばす君なり「ホテルカリフォルニア』
    あとがきより
    もし、佐佐木幸綱に出会わなかったら。もし、佐佐木幸綱が歌人でなかったら。もし…それにこたえる言葉を、私は知らない。考えるのがこわい。そしてそのこわさを感じるとき、あらためて<出会い>というものの大きさを思うのである。

  • 再読した。恋をする前とした後では感じ方が違って、意味がわかったり共感できる部分が増えていたことに感動した。また読みたい。

  • 今の自分と同じくらいの歳で、31音の中で、こんなふうに表現ができるなんて。

  • 20代女性の感性をポップに表現している詩集。
    自分の置かれている立場や年代が変われば、また違う感想になるのかもしれない。
    図書館で借りて返したので、またいつかゆっくりと読みたい一冊。

  • 「愛告げてしまいたけれどもう少し安全地帯を離れておかん」
    「「嫁さんになれよ」なんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの」
    が良かったかな。当時の俵万智氏と近い年齢なこともあり、感覚的なものも似ている。若気の至りなんて、簡易的な言葉で片付けていいのかは分からないけど、目の前にあることでいっぱいいっぱい、でもそれぞれに愛を持って接したい……、この感情こそ擦り切れていない若さなのかなあなんて思います。

  • 再読:
    昨年角川武蔵野ミュージアムでやっていた俵万智展に行って、俵万智さんの日常の変化に驚いた。私と同年代くらいの時期の歌ばかり知っていたから、ああ今は母親として日々を送っているんだなあと

    ふと思い出したように手を伸ばしてみたけれど、ちょうど今の私と同い年に紡がれた言葉らしい、初めてチョコレート革命を読んだときはその情感の生々しさに涙がでた、気持ちの揺れ動きだけでなくて些細な日常も美しいと思う

  • 瞬間の切り取り方が絶妙だと思った。
    爽やかで生活感のある歌が多い。

  • 「君を待つことなくなりて快晴の土曜も雨の火曜も同じ」
    「会うまでの時間たっぷり浴びたくて各駅停車で新宿に行く」
    「たった一つのことが言えずに昼下がり野球ゲームに興じる二人」
    名作と言われながらもはじめて読んだ。俵万智さんの短歌はいくつかは知っていたけれど、こうやって読んでみて分かったのは、日常の中の「ああそういえばこんな気持ちになったことあるな」という心の揺れ動きを的確に言語化していることだと思う
    文章を書いている時、長々と書くことよりも、短く簡潔に書くことの方が実は難しいと思う。たった三十一文字でありながらその感情をぎゅっと詰め込んでいるのはやはりすごいなと感じる。

  • 俵万智ファンなので★5
    母との思い出も詰まっているので母にもプレゼントした

  • 何度も何度も読むことで感じ方が違うんだろうな。昔の言葉が難しいけど、リズムで感じられる心地よさがある。入ってこない時もあるけどw

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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