サラダ記念日 (河出文庫 227A BUNGEI Collection)
- 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309402499
感想・レビュー・書評
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今日は何の日でサラダ記念日という日があってそういえば読んでいないと手に取りました。
附箋
「八月の朝」より
『この曲と決めて海岸沿いの道とばす君なり「ホテルカリフォルニア』
あとがきより
もし、佐佐木幸綱に出会わなかったら。もし、佐佐木幸綱が歌人でなかったら。もし…それにこたえる言葉を、私は知らない。考えるのがこわい。そしてそのこわさを感じるとき、あらためて<出会い>というものの大きさを思うのである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読した。恋をする前とした後では感じ方が違って、意味がわかったり共感できる部分が増えていたことに感動した。また読みたい。
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今の自分と同じくらいの歳で、31音の中で、こんなふうに表現ができるなんて。
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20代女性の感性をポップに表現している詩集。
自分の置かれている立場や年代が変われば、また違う感想になるのかもしれない。
図書館で借りて返したので、またいつかゆっくりと読みたい一冊。 -
再読:
昨年角川武蔵野ミュージアムでやっていた俵万智展に行って、俵万智さんの日常の変化に驚いた。私と同年代くらいの時期の歌ばかり知っていたから、ああ今は母親として日々を送っているんだなあと
ふと思い出したように手を伸ばしてみたけれど、ちょうど今の私と同い年に紡がれた言葉らしい、初めてチョコレート革命を読んだときはその情感の生々しさに涙がでた、気持ちの揺れ動きだけでなくて些細な日常も美しいと思う -
瞬間の切り取り方が絶妙だと思った。
爽やかで生活感のある歌が多い。 -
「君を待つことなくなりて快晴の土曜も雨の火曜も同じ」
「会うまでの時間たっぷり浴びたくて各駅停車で新宿に行く」
「たった一つのことが言えずに昼下がり野球ゲームに興じる二人」
名作と言われながらもはじめて読んだ。俵万智さんの短歌はいくつかは知っていたけれど、こうやって読んでみて分かったのは、日常の中の「ああそういえばこんな気持ちになったことあるな」という心の揺れ動きを的確に言語化していることだと思う
文章を書いている時、長々と書くことよりも、短く簡潔に書くことの方が実は難しいと思う。たった三十一文字でありながらその感情をぎゅっと詰め込んでいるのはやはりすごいなと感じる。 -
俵万智ファンなので★5
母との思い出も詰まっているので母にもプレゼントした -
何度も何度も読むことで感じ方が違うんだろうな。昔の言葉が難しいけど、リズムで感じられる心地よさがある。入ってこない時もあるけどw