行ってみたいな、童話の国 (河出文庫 な 7-20 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 535
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309405087

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃に読んで衝撃を受けた。
    題名が最高の裏切りだった。

  • 面白かったです。黒長野。
    長野作品はこういう毒々しい世界も良いです、毒々しくて艶やかな童話でした。
    痛みと淫靡さと…こちらも浸りました。

  • 「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」の3つの童話を、長野まゆみ流に解釈した短編集。
    長野先生といえば、「少年アリス」や「天体議会」など美しく幻想的な作品のイメージがあったのですが、この小説は毛色が違う感じでした。
    残酷で官能的、しかも後味が悪い。確かにこれは子どもには見せられない...。
    タイトルは可愛いのに内容とのギャップが凄くて、いつもの作風を期待して読んだら肩透かしをくらいます。

  • 長野まゆみさんの作品で好きなもののひとつです。
    中学生の頃に読んで、忘れられず昨日また読みました。
    機会があればこういったスタイルで他のお話も書いて欲しいです。

  • 容赦なく残酷で醜いのに、ところどころ美しさの片鱗が埋もれているところがまた不気味さと不快感を引き立てていて、わたしはあまり好きじゃなかったです。

  • やっと読みました〜。
    残酷ー!そして官能的ー!!
    ハンメルンが好きです。

  • 残酷というより、官能的です。
    独特の世界観のせいか、全然いやらしくないのだけど、同性愛が出てきます。

  • 《未購入》いままでにないくらい強烈な不快感を受けた小説。たまたま初めて読んだ長野作品だったので、以降食指が動かない(笑)途中で積読。グロには耐性がある自分でも、こういう淡々とした虐待エログロは合わない。

  • 「童話」とありますが、これは絶対子供に読ませちゃいけないですねー笑

    ああいった言葉は一応全て隠喩で表現されているのですが、時にメタファーは直喩よりも人々に起想させるものです…。

    3編のうち、ハッピーエンドもバッドエンドもあり。(勿論この捉え方も読み手によって様々でしょう)

    どの話も悲惨ですが、わりとすきでした。
    後でまた読み返してみようかな、と思うくらいには。

  • 読んでいて恥ずかしくなってしまいました。特に「ピノッキオ」は直線的な表現でないので妄想が…

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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