集中講義 これが哲学!---いまを生き抜く思考のレッスン (河出文庫)
- 河出書房新社 (2010年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309410487
作品紹介・あらすじ
先の見えない時代、私たちはみなそれぞれの形で深い問いを抱えている-「どう生きたらよいのか」。そんないまこそ、哲学にできることがある!単に知識を得るだけではなく、一人ひとりが哲学するやり方とセンスを磨くことのできる、日常を生き抜くための哲学入門講義。
感想・レビュー・書評
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読んでいる時はなるほど〜、と思って読み進めるのだけど、時間が少しでも経過すると全然分かってないし、覚えていない。そんな、下手な読み手ではあるが、読んだ。哲学の持つ優しさを感じさせてくれる読了感。
哲学的な本を読むほどの下地がないのだが、好きなので、いつかなるほど〜と思ったことを言語化できる日が来るといいなと願う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常に丁寧に噛み砕かれていて解かりやすく面白い。身近な感覚を題材にしたり、参考図書も紹介されてて良書。ただこれを知覚・思考などに取り込んでいくのはやはり難しい。
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↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00203310 -
期待してたほどは面白くなかったかな。。。
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朝日カルチャーや和光大学での講義をもとにして書いた、とあとがきで記載されている。大学生向けだけでなく、一般向けでもあるところに特徴がある。
この本のいいところば11章の各章にブックガイドがあり、もっと深く読みたい人が学習できるようになっているところが特徴である。さらに一般の哲学の概説本では参考文献が掲載されてあるが、このブックガイドではひとつひとつの本の難易度、読む章についても詳しく書いてあり、本当の意味でのブックガイドになっている。 -
哲学
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世界像の危機
人の世界像は物語
ホッブズの社会契約説とルソーの一般意思
市民社会の理念
①出自、民族、宗教を度外視する
②国家は、個々人が自由に幸福を追求するための手段 である。
③社会の成員は、ルールのもとで対等である。ルール 決定に対しても対等である。
④社会のルールの正当性は、一般意思にもとづく。
⑤ルールに決められたこと以外は、すべて各人の自由 にまかされる。
生の意味(人は何のために生きるのか)と価値(善悪といったものの根拠は何か、人はなぜ美しいものに惹かれるのか)
認識の確実性と客観性
デカルトの物心(心身)二元論 -
「ヘーゲル大人のなりかた」「実存からの冒険」と、哲学を体系的かつ網羅的に、さらにわかりやすい文体で語る西先生だが、本著と「哲学的思考」はその究極体といえる。近代哲学を中心としたちょっと小難しい議論を、行き詰まった現代人の不安や悩みの解決に繋げていこうという激しい情熱が伝わってくる。竹田青嗣先生と同様現代思想への批評は辛口であるが、それほど同理論にも精通しているということでもあり、その解説は的確。ご本人もおっしゃっているとおり、これからもさらなる考察を続けていく意気込みを示しているので今後の著作がとても楽しみ。
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西研「集中講義 これが哲学」読了。今を生きるために役立てる手段としての哲学が必要だという点と、どっちが正しいかはおいといて今感じていることを尋ねあうことの大事さはほんまになぁと思った。人それぞれだよ、で諦めない。哲学とはだれもが深く納得しうるような考えを求めようとする努力。