殺してもいい命---刑事 雪平夏見 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 1220
感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309410951

感想・レビュー・書評

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  • 物語の中に空白がない。だから、止まれない。一度本を開いたら、最後まで一気に読んでしまわないと気が済まない。そういう緊迫感にひたすら包まれ続けているのを、多分耽溺って言うんだろうな。面白かった。雪見刑事シリーズは、本当にどれも面白い。シリーズとしての正しい時系列で読んではいないので、しっかり揃えて、最初から読みたいと強く思った。多分、シリーズ通しても無駄な余白一切なし、最後まで手が止まらないんだろうな。

  • 2013/4

  • 2015/10/11読了

  • アンフェア原作3作目。

    また連続殺人鬼が出て、最初の被害者は雪平夏見の元夫でした。犯人は殺人ビジネスの広告を残します。本当にビジネスなのか、その振りをした怨恨なのか。元夫の遺族に責められ、マスコミに騒がれながら、それでも雪平は表面上はいつもどおり淡々と、自身に恨みを持つ人間を片っ端からあたっていきます。安藤は彼女の捜査手法に愚痴をつきつつも、いつもどおり傍で黙って見守ります。
    いいコンビだ。

    現実に雪平のような人がいたら、なぜ彼女だけにここまで不幸が降りかかるのか?と憤りそうな気がします。安藤は胃に10個くらい穴が開いてると思う。

  • 今度はこんな形の裏切りにあうのか。
    事件の本筋に気を取られていて、完全に予想外でした。
    ラストが無かったとしても事件の展開だけで充分に楽しめる作品なだけに、ここまで必要かと感じてしまいますが、これが本シリーズの特徴ですからね。

  • これ、おもしろいよね。読みやすいしね!
    ええ感じに上がってきとるよ。


    寺島進が鬼のようによぎるけど。

  • 刑事・雪平夏美の3作目。
    元夫・佐藤和夫が変死体で見つかった。
    口に突っ込まれていたチラシには殺しの依頼を募る殺し屋の宣伝。

    元夫は再婚が間近だった。元夫の死後、何故か再婚相手と娘と同居することになった雪平。

  • アンフェアシリーズ。図書館にて。映画・ドラマで雪平夏見演じる篠原凉子さんをイメージしながらやっぱり読んじゃう!

  • 《バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」》という型破りな女性刑事・雪平夏見を主人公とするミステリの第三弾。
    殺人をビジネスとして請け負う人物があらわれ、最初の犠牲者は最近再婚した雪平の元夫。最初は彼女への怨恨を疑うものの、全く関係ない人物が第二の犠牲者となり・・・。
    違法性を承知しながら、一見何の関係も無いように見えたストーカー事件を絡めて事件の解決を図る雪平と仲間の刑事達。犯人は今回も意外な人物。まぁ、なんとなく違和感を覚える人ではあったんですけどね。

  • テレビドラマみたいな小説だと思ってよんでいたら、やっぱりそうだったのか。

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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