少年愛の美学: A感覚とV感覚 (河出文庫 い 1-14 21世紀タルホスコープ)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309415147

感想・レビュー・書評

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  • 本気なのがビシバシ伝わるから怖い。
    怖いんだけど本気過ぎて笑けてくるところも。

  •  
    ── 稲垣 足穂《少年愛の美学 A感覚とV感覚 20170207 河出文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4309415148
     
    …… A感覚とV感覚とは、もとはフロイトが哲学的に性的興奮を述べた
    もので「A(アヌス=肛門)、V(ヴァギナ=膣)、P(ペニス=陰茎)で、基本的
    な性的関係は構築される」といった概論だ。1969 第1回日本文学大賞
    https://note.com/jusho/n/n00170aa0d3a1#4Nfb
     
    ── ショタコン, やおい《少年愛の美学 20030615-20081127 松文館》隔月刊
    https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900047279/Jin-H144-06.pdf
     
     Inagaki, Taruho 19001226 大阪 京都 19771025 76 /籍=同
    ── イナガキ タルホ《一千一秒物語 192301‥ 金星堂》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/
     
    ── 《飛行精神 197101‥別冊新評「パテェの赤い雄鶏を求めて」/新潮社》19090725
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19741211
     
    …… 稲垣 足穂氏の仕事に、世間はもつと敬意を払はなくてはいけな
    い。昭和文学のもつとも微妙な花の一つである。
    ── 三島 由紀夫《小説家の休暇 1968》
     
    …… 「男の美学」「生活の美学」「引き際の美学」の場合は、「美学
    という自句そのものに「美意識」のような意味を持たせています。
     このような用例が広がった事情、理由、きっかけなどは何でしょうか。
    いつ頃から使われたのでしょうか。
    https://q.hatena.ne.jp/1467109851#a1257554%EF%BC%8820211116%2021:44:48%EF%BC%89
     
     1965年頃、《人間の条件》につらなる会田 雄次《敗者の条件》から
    “美学の条件”“男娼の美学”などのタイトルを連想したが、実際には
    出現せず、むしろ何にでも応用された。《恩師の条件》など。
     
    …… 仲代 達矢は、空前の超大作を撮り終え、主役の条件は“アップ
    に耐える表情”であろうと語っていた(掲示板 1959 週刊新潮)。
    ── 《人間の条件 第一部 純愛篇 19590115-19610128 松竹系》
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20080324
     
    (20211117)
     

  • 新装版で再読。
    最初に読んだ時はまだ若かったので衝撃を受けたが、再読してみても、ある程度の衝撃はある。特にあの時代にこういうことを書いていた人物がいる……というのは不思議な気がする。

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著者プロフィール

稲垣足穂(1900・12・26~1977・10・25) 小説家。大阪市船場生まれ。幼少期に兵庫・明石に移り、神戸で育つ。関西学院中学部卒業後、上京。飛行家、画家を志すが、佐藤春夫の知己を得て小説作品を発表。1923年、『一千一秒物語』を著す。新感覚派の一人として迎えらたが、30年代以降は不遇を託つ。戦後、『弥勒』『ヰタ・マキニカリス』『A感覚とV感覚』などを発表し、注目を集める。50年に結婚、京都に移り、同人誌『作家』を主戦場に自作の改稿とエッセイを中心に旺盛に活動し始める。69年、『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞受賞、『稲垣足穂大全』全6巻が刊行されるなど「タルホ・ブーム」が起こる。

「2020年 『稲垣足穂詩文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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