- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309415680
感想・レビュー・書評
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テレビドラマのようです。シリーズもののようで、最初から読みたくなりました。それぞれにキャラクターが想像できそうで親近感がわきました。
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「アンフェア」テレビドラマ、映画では観ていたんですが本を読むのは初めてでした。
面白い!
好きだわ雪平夏見。
シリーズの他の作品も読みます。 -
外務省職員が犠牲となった轢き逃げ事件。ただちに犯人として危険ドラッグ常習者が逮捕される。しかし、新宿署に異動した雪平のもとに「警察が逮捕したのは全然違う人だ」という目撃者からの電話が…。やがて事件を追う雪平と仲間に悲劇が襲いかかり、真相を暴くため、彼女は海を渡る。
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刑事・雪平夏見シリーズ第5作。
外務省職員が車に轢かれそうになった人を庇って死ぬ。庇われた人物は消えている。1時間後、危険ドラッグでラリっている暴走犯が捕まり、一件落着。それを目撃していたのは外務省職員の部下とその婚約者。その婚約者はケータイ店員で、雪平夏見が親権を取れず別居している娘とLINEするためにスマホを買いにいったときに対応し、雪平を刑事と知って事件の相談をする。捕まった犯人は運転していた人と違うというのだ。
前々作で撃たれて左腕の動かない雪平はなぜか新宿署の組織犯罪対策課に異動となる。同時に署長に異例のキャリア組が異動してくる。暴力団対策と危険ドラッグ。韓国へのヘイト運動が描写される中、韓国から男がやって来る。殺し屋か? 他方、雪平のもと相棒の安藤はいまだ捜査1課にいるが、小学生の女の子がアレルゲンを給食に入れるということで、食物アレルギーの同級生を大量殺人する事件に関わっている。そして友人からレトリバーの子犬を預かる雪平。
外務省、暴力団、ドラッグ、韓国、ヘイト、アレルギー、小学生、レトリバー。思わせぶりなアイテムが並べられて、タイトルは、アンフェア、国。
左腕の動かない身体で派手なアクションはできないのだが、相変わらず無鉄砲な雪平は事件を追って韓国に渡る。このシリーズ、第1作は『推理小説』という題だが、推理小説や探偵小説というより、警察小説。しかもますます警察あぶれもの小説になっていく。
前3作よりも厚い本で、描写も丁寧になってきたか。ただやはり映像的な場面だなと思うところは多々ある。主人公たちがどうなったか最後まで書き切らないまま終わらせて次に続くのは、前にもやっていたことだが、およそ単独の小説の技ではなく、次回に気を持たせる連続ドラマのヒキである。 -
秦建日子『アンフェアな国』河出文庫。
刑事・雪平夏見シリーズ第5弾。巧みなプロット、雪平夏見の推理と単独捜査の行方は…雪平の魅力も伝わり、非常に面白かった。続きが気になる。雪平の麻痺した左腕の機能は甦るのか、娘の親権は…そして、何に付けてもラストの雪平の返事が気になる。
外務省職員が犠牲になった轢き逃げ事件。逮捕されたのは危険ドラッグの常習者。しかし、新宿署に異動したばかりの雪平に目撃者から逮捕された男は別人との情報が入る…仲間の助けを借りながら事件の捜査を行う雪平は単身、海を渡るのだが… -
刑事 雪平夏見シリーズ第五弾。
ひき逃げ事件の犯人として逮捕されたのは危険ドラッグの常習者。
何も覚えていないという犯人。
不自然な発見者。
異なる目撃者の証言。
事件の真相とは。
安定のおもしろさ。
やはり登場人物が魅力的です。
ドラマも好きでしたが、小説はまた別の世界として楽しめます。
ラストが気になり過ぎました。 -
読みやすい!ちょっとばかし結末が強引であっけなかった気が、、。