- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309416298
感想・レビュー・書評
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どうやら本能寺の変の時は光秀に見方する武将も少しいたようだが、山崎の合戦になるやいなや沈黙してしまったようだ。生き残るためには力のある側に着くのは仕方がないけれど、無念だ。関ヶ原の時の石田三成に通じるものを感じる。
有能である事は、身をたてるためには必要だが、家康や秀吉のように他人を動かせる力がないと勝ち抜いていけないんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本能寺の変に関わる本。
信長が明智に殺され、秀吉が明智を倒す。教科書に出てくる有名な出来事の中に隠された真実について書かれている。明智光秀が謀反を行った動機など、定説では辻褄が合わないことを調査して考察されている。
大変面白かったが、私個人の本能寺の変の知識が乏しいため、全てを理解することは出来なかった。しかし、日本の歴史に興味を持たせてくれた。(この本を読んでいる時に金曜ロードショーでるろうに剣心を観たことも日本の歴史に興味をもつきっかけだろう)
他の本を読んで、知識をつけてからまた読みたい。 -
全1巻
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言わずと知れた本能寺の変。
この本を読むまでは古い定説を信じ切っていた。
それは光秀が家康の接待中に信長に叱られ人前で暴力をふるわれそして所領を没収し、これから向かう戦で勝ち取った所領を与えるといわれ謀反を決意した説。
南光坊天海=光秀説はいやいやと思っていたが。
読み始めは明智光秀の子孫の中で使命感に駆られた人が出てきて少しでも悪逆明智光秀の汚名を晴らしたいんかなぁ程度で読んでいたが、徐々にありえるなぁと思ったり、時の権力者が描く事実に本当の事実が隠されたりする歴史があったりと史実を疑うという頭が養われた様に思う。
自分の様に古い定説で頭が固くなってる人には楽しめる作品だと思う。