- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309417127
感想・レビュー・書評
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気骨あるジャーナリストとして最近知った本田靖春という方。その人の論稿を集めたもの。「拗ね者」を自認していたようだけど、一冊読んだ印象としてはそうでもないなあという感じ。まあ、「拗ね者」を判官びいきととるか反骨ととるかでも変わってくるだろうけど、おおむね正論の展開だった。しごくもっともなことをおっしゃっていて、常識が揺らいでる現代においてはいいこと言ってるって感じもあるけど、良識的な常識(たとえば、新聞は反骨メディアだということや平和憲法護持が当然といったこと)がまかり通っていた本田さん活躍の時代ではそんなに珍しい意見でもなかったんじゃないかしらん。
単行本を編集した武田浩和さんという人が編集付記を記しているんだけど、この人が武田砂鉄さんだったのか。それを知って本田さんの印象が上がった。武田さんが心酔する人ならと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
武田砂鉄さんのオビ、解説で即買い。
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戦後を代表するジャーナリストが遺した、傑作ジャーナリズム論。権力と差別と慣例に抗い続けた孤高のジャーナリストのモノの見方とは!
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2019年11月読了。
別にジャーナリズムに深く関わるような生活をしていなくても、最近のジャーナリズム界隈には腹が立つことが多い。「気骨のあるジャーナリスト」の手から成る作品を読みたくなり、色々な書評界隈で評判だったので読んでみた。