ベートーヴェン (河出文庫 よ 11-10)

著者 : 吉田秀和

• 河出書房新社 (2020年4月7日発売)

感想・レビュー・書評

[Pompeiiさんの感想 · 2021年9月1日]

2021/9/1

トスカニーニとフルトヴェングラーの違いのそれ！感があっただけでも読んでよかった。
アーノンクールの『第7』がバーンスタインの″mad″だという指摘もははぁんという感じ。

河出文庫さん、ありがとう。


メモ
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アーノンクールの7番
歌のようで憂鬱がない トスカニーニやフルトヴェングラーとは違う。
バイロイトの第9、1楽章のコーダ終盤の静けさ
トスカニーニの第5は一分の隙もない精鋭部隊の前進、うちから燃えあがるものを抑えながら、前進するような、きりっとひきしまった筋肉質の音質。

著者プロフィール

1913年生まれ。音楽評論家。文化勲章、大佛次郎賞、讀賣文学賞。『吉田秀和全集』他著書多数。

「2023年 『音楽家の世界 クラシックへの招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」